イワイシ宅ゲーム会 2013.01.26

イワイシさんの自宅でのゲーム会に参加しました。気になっていた「テラミスティカ」や道化師さん持参のシュタウペゲームなど色々遊びました。



テラ ミスティカ Terra Mystica
(説明 60分 プレイ時間 125分)
TerraMystica20130126-1.JPG「テラミスティカ」はファンタジー世界を舞台にした、建築と陣取りを軸とした拡大再生産のゲームです。ボードはヘックスで細かく区切られており、各ヘックスには7種類の地形のどれかが描かれています。プレイヤーはそのうち1つの地形を担当します。プレイヤーボードはそれぞれの種族で異なり、この特徴を把握するのが面白さでしょう。リソースはお金のほか、立方体の労働者、人型のミープルと3種類あります。建物は初期配置以外は、原則として自分の建物に隣接する自分の地形にしか建てられません。面白いことに他の地形を開拓して自分の地形にすることができます。7種類ある地形は親和性が環状図で示されており、似ていると見なされた地形ほど開拓コストが低いのです。また建物は全部で5種類あり、基本の建物以外はすべて既存の建物をアップグレードしていきます。自分の建物の集まりが一定以上の価値になると、都市になり、ボーナストークンがもらえます。

3種のリソースのほかに、紫色の魔法トークンという特殊なリソースがあります。個人ボードの左上に魔法トークン置き場が1-3番まで3カ所あり、3番のマスにあるトークンだけが魔法として使用可能です。魔法を得ると1番のマスにあるトークンを2番に動かせます。もし1番が空だったら2番のマスのトークンを3番に動かします。魔法として使ったトークンは1番に戻されます。また2番にあるトークン2つをいつでも1つを破棄して1つを3番に移せます。この巡回システムから言うとトークンが少ない方が巡回しやすいのではと思いますが、使ったトークンはどれも魔法2回獲得で3番に戻るだけなので数は関係ありません。多い方が一気に魔法が使えるので融通が利きます。建築やアップグレードが自分の建物に隣接する場所で行われると、自分の建物の段階に応じて魔法を得ます。ただし得る数マイナス1の勝利点を消費しなければなりません。

ゲームは合計6ラウンドで、各ラウンドは全員がパスするまで続きます。手番にできるアクションは、開拓と建築、建物のアップグレード、魔法を使ったアクション、など7種があります。もうすることがなければパスですが、そのときに次のラウンドで使える特殊能力を選択できます。これも人気のあるものから取られてゆくので、早くパスすれば欲しいものが手にはいるかもしれません。

その他にも船や橋、そして宗教など要素は盛り沢山です。なにをするにも労働者とお金が要るのでそのマネージメントが大切だと思います。

TerraMystica20130126-2.JPG2012年のエッセン人気作のひとつです。漸く遊ぶことができました。イワイシさんはもうこれで18回目(!)とのことで、非常にわかりやすく説明していただきました。1時間の説明のあといよいよプレイ開始です。自分は Witches という種族を担当し、性質上早く砦を作ってその特殊能力(自分の建物の隣りでなくても建物を建てられる)を使った方が良いと言われてその通りにしました。自分の砦の周りで皆が建物を建てたりアップグレードをしてくれてどんどん魔法トークンが使える状態になっていき、皆なんて良い人たちなんだと思っていましたが、じつはこれはブロックされていたのですね。おかげで都市が砦周辺に作れない状態になり、最終ラウンドになってから別のところになんとか都市を作りました。痛かったのは建築してからその次の段階にいくときにお金が6もかかってしまうことです。他のプレイヤーの建物が隣りにあれば半額の3で済むのですが、Witches の特性上誰もいないところで建築をすることが多くてお金がまったく足りなくなりました。その分勝利点を削って魔法に費やしたので、得点はダントツでビリでした。

結局最後までなにが勝利点に結びつくのかがわかりずらかったです。2回目ならもう少し焦点がはっきりするのかもしれません。なかなか悪くはないと思います。少なくともエッセンの投票で1、2を争った「キーフラワー」よりは面白く思えました。

結果:イワイシ Engineer 120、道化師 Cultists 96、マサト Mermaids 88、フランソワ Chaos Magician 56、自分 Witches 49



ヤムンダ Yamunda
(プレイ時間 15分)
Yamunda20130126.JPG怪しい絵柄が魅力的な「ヤムンダ」です。前回と同様に砂時計で時間制限を設けました。亀の4枚が絵になっているのかが分かりずらく、あわせたものの最初は間違っているということで戻してしまいました。ただ単に組み合わせを見つけるのではなく、なるべく他のプレイヤーのものを使うように、多くの枚数を得るようにと考えながらやると結構面白いと思います。

結果:自分 15、道化師 12、イワイシ 9



スチーブンソンズ ロケット Stephensons Rocket
(プレイ時間 90分)
StephensonsRocket20130126.JPG道化師さん持参の「スチーブンソンズロケット」です。初めての時は3人くらいの方が手番の周りも早くて良いと思います。久し振りに遊んだこともあって感覚を忘れており、最後に自分の手番で終わらせれば良いものを、イワイシさんまで手番を廻してしまいました。このおかげでイワイシさんとの差が開き、道化師さんが沈んでしまったと思います。どうもすみません。またやりましょう。

結果:イワイシ 92、自分 79、道化師 55



ハイソサエティー High Society (ラベンスバーガー版)
HighSociety20130126.JPG持参した短時間競りゲームの「ハイソサエティー」です。自分以外は初プレイだとのことです。相場が結構難しく、使いずらい20や25は使える時に使ってしまおうという感じでしたがこれが裏目に出て残金不足で脱落でした。イワイシさんはカウンティングがすごく、全員のお金をほぼ把握していたのが凄い。

結果:道化師 17、イワイシ 12、自分 脱落(16)



カムバック Comeback
(プレイ時間 25分)
Comeback20130126.JPGシュタウペの小箱カードゲームシリーズのひとつです。道化師さんによれば全部で4つあるとのこと、これが自分にとっては3つめになります。

使用するのは4スート7ランク(1ー7)の28のカードだけ。このうち1には3つ、2には2つ、3以上には1つの星が書かれています。最初の持ち点は150点でこれを使ってカードを競り落としていきます。ゲーム終了時には獲得したカードをスートごとにわけ、数値合計と星の数の合計の積がそのスートの得点となります。すべてのカードの得点とビッドで使わなかった点の合計が最終得点となるのです。

カードは1枚ずつめくってオークションにかけられます。このとき最初のビッド以外は、直前のビッドよりカードの数値以上大きくなければなりません。例えば、6のカードが競りにかけられており、ビッドが10だったら次のビッドは16以上でなければならないというわけです。

ビッドの縛りはアイディアとしては面白いのですが、実際は今ひとつかなあと思います。また特定のスートを集めるのが常套手段なのですが、それがあまりに要素として強く、他のプレイヤーが集めていのスートを邪魔して取る意味が薄いです。また3人プレイでは4スート中2スート取ればかなり強く、またランダムに7枚抜くので星が大い1や2が抜かれていると悲惨です。4スートなら5人が良いかもしれません。

ひとつ気になったのは数値と星が等価なのにそれがわかりずらいということです。星が3つの1のカードと星1つの3のカードは理論上は等価なはずです。もちろん星は全部で10、数値は28なので星のほうが重要ですが。

結果:自分 238、イワイシ 165、道化師 125

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