友人宅ゲーム会 2011.12.12

トムの家で2人ゲーム会です。2人で出来る良さそうなゲームをいくつか持参しました。



カッツェンジャマー ブルース Katzenjammer Blues
(プレイ時間 各15分)
Katzenjammer20111212.JPGまずは持ち込んだクニツィアのカードでカードを競る「カッツェンジャマーブルース」です。一般的に最適人数は2-3人といわれていますが、2人で遊んだのは久し振り。2人だと20点のネズミチップのうち13点取れば確実に勝利です。ジョーカーの使い過ぎでマイナス5点を喰らっても8対7で勝てるからです。2ゲーム遊んで1勝1敗でしたが、2回ともどちらかが13点を獲得してのコールドゲームとなりました。メルドしていくタイミングが非常に難しいですね。

結果
1戦目:自分 8(コールドゲーム)
2戦目:トム 8(コールドゲーム)



すすめ!! 海賊さん Susume!! Kaizoku-san
(プレイ時間 7分)
Susume2011212.JPG持参した中からトムがまず興味を示したのがこのババ抜きレースゲーム。引き運が悪く、爆弾ばかり引いていて7マスしか進めませんでした。このシステムは中量級のゲームに応用できるような気もします。多人数バージョンとかあったら面白いかもしれません。

結果:トム 15(勝利)、自分 7



ポリスアラーム Polizei-Alarm!
(説明 5分 プレイ時間 20分)
Polizei-Alarm20111212.JPGハバの名だたる子供ゲームの1つで、パトカーを操る仕掛けが楽しいゲームです。警察と泥棒に分かれ、警察はパトカーをリアルタイムで操縦して泥棒の居場所を突き止めなければなりません。その間に泥棒は出来るだけ多くの金庫を解除して、きりのいい所で引き上げてうまく逃げなければならないのです。

パトカーの操縦がこのゲームで一番面白いところです。2枚のボードを重ね合わせて上のボードだけ動かしてパトカーを道路沿いに走らせるのです。下のボードの中央と上のボードに置かれているパトカーには強力な磁石が仕込まれており、上のボードだけ動かすとパトカーが町の中を動くという仕組みです。路肩は1段高くなっており、パトーカーは横転してしまうこともあります。

これに対して泥棒の金庫破りは単純なダイスロールです。金庫カードには3つのダイス目が示されており、これがすべて合致するまでダイスを振り続けるというわけです。

あらかじめ泥棒側が居場所を2カ所決めたあとパトカーのサイレンブザーを鳴らしてゲームスタート。泥棒は6つの金庫カードを1つずつクリアしていきますが、捕まる前には止めを宣言しなければなりません。1枚1点で残りの金庫カードは警察の得点になります。ただし捕まってしまうと6点すべてが警察の取り分になるのです。泥棒と警察を2回ずつやって合計を競います。操縦は少し慣れが必要ですが、もっと難易度が高くても良いかなあという気もします。丘とか橋とかあったら面白いかもしれません。また泥棒は単純なダイスロールなのが少々残念です。

結果:自分 15、トム 9



ラーの司祭 Priests of Ra
(プレイ時間 45分)
PriestOfRa20111212.JPGトムのリクエストで持参した「ラーの司祭」です。クニツィアの競りゲームの中では「ラー」が一番好きだそうで、モダンアートもメディチも売ってしまったそうです。2人で遊ぶのは初めてですが、「ラー」やそのカード版「ラッツィア」同様にまったく問題はありませんでした。

決して悪くはないのですが、両面タイルをいまひとつ活かしきれてない気がします。同じ色で建物と人を両面にするとかの方が面白かったのではないでしょうか。

1ラウンド終了時は同点ながらも自分の方が建物やピラミッドが多くて有利でしたが、2ラウンド目と3ラウンド目でラーの神に見放されて沈みました。

結果:トム 88、自分 55



泥棒と乞食 Beggars & Thieves
2人で遊べるトリックテイク「おちょくりゲーム」を遊びました。トムはほとんど伝統ゲームを遊ばないとのことですが、ハーツ、スペードなどのトリックテイクはそれなりに遊んだことがあるようです。独特の感覚を楽しんでくれたようですが、2ディール目は自分が切り札のほとんどを持っていた状態で、かなり一方的な展開になってしまいました。切り札がビッドできるようなバリアントがあれば良いのにと少し思いますが、カード構成を変えなければ無理ですね。

結果(2ディール):自分 157、トム 83



シティー タイクーン City Tycoon
(説明 15分 プレイ時間 50分)
CityTycoon20111212.JPG町を建設するというテーマで、3種類のリソースを使ってお金や勝利点を稼ぐというゲームです(終了時にはお金10が1勝利点になります)。ゲームは4ラウンドを通して行われ、各ラウンド開始時にはラウンド別のタイルデッキから手札として6枚配り、ブースタードラフト式に手札を調整します。「妖精奇譚」「ノートルダム」「世界の七不思議」と同様の手札交換システムです。手札の6枚で6手番行います。手持ちのタイルを配置するか、捨ててお金5にするか、捨てて共有となるリソースの源を配置するかの3通りです。6手番終了後に、今度は共有のリソースを獲得して報酬を得るのです。これにはリソースを使うタイルまで自分のタイルで連続してれば良いのですが、他のプレイヤーのタイルを通る時にはそのプレイヤーにお金を支払うというシステムです。全員が納得いくまで行ったらラウンド終了となり、これを4ラウンド繰り返して勝利点を競うのです。

タイルは建物を表し、現代風に配置コスト、配置時の報酬、リソース変換チャートが書かれており、非常にデータへヴィーです。リソースのうち2つは源となるタイルがありますが、残りの1つは報酬としてしか得られません。またタイルによっては配置時に公園や水などのお邪魔タイルを置くことが出来るものもあります。

トムに説明をしてもらってプレイ開始です。初めてだとこのデータの多さが非常に取っ付きにくく、ブースタードラフトはほとんど勘に頼ることになります。タイルを適所において邪魔をし合うという多少の絡みはありますが、それよりも邪魔されないところに町を発展させた方がメリットが大きい気がします。特に3人以上だと邪魔し合ったプレイヤーが遅れをとるのではないでしょうか。またリソースを運ぶ時に複数の選択肢がある場合、任意に得点を上げたいプレイヤーを選べるというのはやはり問題です。「蒸気の時代」などでもこれは感じたのですが、どうしてこういうシステムを使うのでしょうか。今回は2人だったのでそう言う問題は起こりませんでしたが、気になるところです。

不用な建物をたくさん建ててしまいましたが、終盤で盛り返して結果的には同点。タイブレークの残金で勝利です。

結果:自分 25(6ドル)、トム 25(3ドル)



ドラゴン マスター Dragon Master
(プレイ時間 各7分)
DragonMaster20111212.JPG最後に短いゲームをということで、持参したクニツィアの「ドラゴンマスター」です。トムはこのゲームが結構気に入ったようで、2度遊びました。2戦目は負けると思っていたのですが、最後のトムの1枚が幸運なことに自分の最弱の列を助けることとなり勝利。リメイクの「ロボットマスター」をさっそく注文したようです。

結果
1戦目:トム
2戦目:自分

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