友人宅ゲーム会 2011.08.28

CornbreadChili20110828.JPG昨日のハリケーン・アイリーンの影響で本来ならアナポリスの友人宅で行われる予定だったゲーム会が中止。アナポリスはDCから東に50キロくらいですが、電気が無くトイレも使えないのでゲーム会は無理だとのこと。アメリカはやはりインフラが弱いですね。90年代にはしょっちゅう停電があったことを思い出しました。というわけで急遽、ショーンの家に集まることになりました。写真はショーン特製の中西部風コーンブレッドとチリソースの夕食。



フィガロ Figaro(ティルシット版)
(説明 5分 プレイ時間 40分)
先日に引き続き、ティルシット版の「フィガロ」です。やはり6人よりも4人の方が面白い。終わってみれば、本当にわずか1ミリくらいの差で自分が2位、ローラが3位でした。きちんと並べないと勝敗がわかりずらいです。ダヴィンチ版に城ボードが付いてくるのもまんざら無駄ではないと思いました。今度は5人か3人で試してみたいところ。5スートなのでどういう感じになるのかちょっと楽しみです。

結果:ショーン(1位)、自分(2位)、ローラ(3位)、ダグH(4位)



カンダミール Candamir: Die ersten Siedler
(説明 25分 プレイ時間 125分)
Candamir20110828.JPGカタンの開拓シリーズには様々なバリアントやスピンオフがありますが、この「カンダミール」もそのひとつ。カタンの開拓史というフィクションが出版された流れでできたゲームで、システムはまったく「カタンの開拓」と異なります。目的は最初に10点を取ることで、その為には探検をしながら手持ちの10個のキューブをボードに置いていかなければなりません。すべて置ききったプレイヤーの勝ちというわけです。

手番にはボード中央のマス目から探検をします。移動ではまずカードをめくります。カードには東西南北に進む場合のそれぞれについての特典や苦難が示されており、損得を考えながら方向を決めるのです。これを移動力の分だけ繰り返すというのが基本になります。ボード上には沢山のタイルがあり、これを表にすることで資源を得たり他の動物をしとめたり自分のレベルをアップしたりするのです。進む前にボード上のタイルを2つまで極秘裏に見ることが出来るので、ある程度の方針が決められます。表にされたタイルは除外され、再びボード中央から同じことを繰り返します。

ボード中央では探検を始める代わりに買い物をすることもでき、探検で得た産物で勝利点を買っていくのです。手札上限があるので、あまり効率よくは出来ません。

カタンシリーズが好きなダグの持ち込みです。非常にソロプレイ感の高いゲームで冗長きわまりないです。移動のシステムなどはそれなりに面白いのですが、テレビゲームを遊んでいるような感じです。さらにタイルの一覧表が完全に間違っているなど、根本的な問題もあります。これは2度目は無いかな。

結果:ショーン 10、ダグH 7、ローラ 5、自分 5



花火 Hanabi (花火と生け花 Hanabi&Ikebana より)
ダグが好きそうかなあと思って取り出したのですが、記憶ゲームが苦手とのことで結構難しかったようです。2度同じヒントを与えてしまったり、終盤で1のカードに付いてのヒントを出すなど効率は悪かったですね。まあ初めてのプレイヤーを交えてだとアドバイスなど無しで15点前後なのではないでしょうか。

結果:16点(ショーン、ダグH、ローラ、自分)



ホースフェア カードゲーム Horse Fair Card Game
「トレンディー」のバリアントです(詳細は以前のレポートを参照)。今回は1ディールだけのプレイ。ショーンの5歳の娘のオリビアもローラと一緒に参加です。彼女は馬のフィギュアのせいか、このゲームが大好きです。1ディールだけでも追加ルールのせいか、結構ちゃんとしたゲームになりますね。

結果:自分 46、ローラ&オリビア 43、ダグH 42、ショーン 41



ヘックメックジュニア Heckmeck Junior
HeckmeckJr20110828.JPGバーストの無い子供向きのヘックメックですが、結構良く出来ています。再びローラはオリビアを組んでのプレイ。8や9のタイルはなかなか取るのが難しいのですが、今回は誰も8や9を取れずに終わってしまうというロースコアでした。同じタイルが2つずつあり、場にあるときは他人からは奪えないなどよくできています。

結果:ローラ&オリビア 7、ダグH 3、ショーン 3、自分 2



トラベル ライフ Alles Trolli!
(プレイ時間 15分)
AllesTrolli20110828.JPG「トマトだらけ(カントリーライフ)」の続編で、テーマと絵柄が異なる以外は全く同じゲームです。Trolli というのがどういう意味なのか調べてもよくわからないのですが、テーマは休暇(バケーション)だと思います(追記:Trolli というのは手で引きずる方式の旅行バッグのことだそうです)。「トマトだらけ」では農機具や野菜だったカードが、旅行用品や乗り物になっています。記憶力が異常によいショーンが圧倒的に強いので、途中から彼はカードを置く係になっていました。

結果:ショーン 大量、ローラ 15、自分 10、ダグH 6



ジェネシス Genesis
(プレイ時間 40分)
Genesis20110828.JPGショーン所有のゲーム。結構久し振りです。ダイスを使った陣取りと言った感じですが、見かけよりも戦略的で思いのほか色々なことが出来るあたりが、ダイスを使ったチグリスユーフラテスのようだと言われる理由です。集団を小さくまとめても大きくしてもメリットがあるのが悩ましいですね。結構うまく配置していたと思うのですが、ショーンに1点差で負けてしまいました。

結果:ショーン 28、自分 27、ダグH 25、ローラ&オリビア 22



髑髏と薔薇 Skull & Roses
(プレイ時間 10分)
日本で教わったゲームの中でのお気に入りの一つ「髑髏と薔薇」を出してみました。4人だと偶然にも全員薔薇しか出さなかったりして、わりとあっさりと終わってしまったのが残念。受けは今ひとつでした。

結果:自分 2(勝利)、ローラ 1、ダグH 0、ショーン 0



スキップボー Skip-Bo
(プレイ時間 40分)
Skip-Bo20110828.JPGかなり古いゲームですが、名前はよく聞くので一度は遊んでみたかったゲームです。各プレイヤーはランダムに配られた20枚の個人の山札を持ち、一番上のカードは表向きになっています。この個人の山札を使い切るのが目的です。中央の場には全員共通で1から12までの数字の数上がりシークエンスを同時に4つまで作ることができ、ここに山札の一番上のカードをうまく出していくのです。さらに各プレイヤーには捨て札の山が4つと手札があり、手番には好きなだけアクションをしてから手札から1枚捨てて終了です。捨て札や手札からも場に出すことができるので、うまくカードを廻していかなければなりません。

ダグHの持ち込み。彼は古くからのライトゲーマーだけあって、結構昔のアメリカのゲームを持ってきますがこれもそのひとつです。カードの廻し方などはちょっと近年のドイツゲームっぽくて面白いのですが、運の要素もかなり高めかなあと感じました。最初にちょっとしくじったのが響いてしまい最初の1枚がなかなか出せずにつらい展開でした。ショーンが0枚となって上がったときには自分はまだ14枚も個人の山札に残っていました。近々再戦希望です。

結果:ショーン 0(勝利)、ダグH 3、ローラ 7、自分 14



タントニー Tantony
(プレイ時間 45分)
最後にペア戦のトリックテイクの「タントニー」です。お互いに他人がボイドのスートでのハイカードリードを狙うのですが、これが難しい! ショーンはエースリードで30点獲得です。自分のチームはクイーンリードでの20点が最高でした。第4ラウンドで多少差を詰めたものの30点差で敗北。

結果:ダグH&ショーン 156、ローラ&自分 126

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