ウォルドーフゲーム会 2009.05.08

先月は休みだったウォルドーフゲーム会ですが、理由が分かりました。会場である教会を閉鎖する事になったそうです。ウォルドーフゲーム会は主催者である牧師のピートの好意で行っていたのですが、教会が無くなってしまったこれからはメンバー誰かの家でやるそうです。今回はケビンの家が会場。総勢13人ほど集まりました。



もっとホイップを! ...aber bitte mit Sahne
(プレイ時間 30分)
aber%20bitte.jpg日本語のレポートをいろいろなサイトで読んで以来、ずっとプレイしてみたかったゲーム。アメリカでは未販売で殆ど知られていないのは残念です。ケーキの切りわけ問題をゲームにしたもので、ケーキを公平に分けるには1人が切って、切った人以外から好きなケーキの部分を選ぶ、というもの。このゲームでは8種類のおいしそうなケーキ11片で円形のホールケーキを作り、これを手番プレイヤーが切り分け、他のプレイヤーが順に取っていきます。この11片というのがミソで、等分に分ける事は出来ません。

取ったケーキはすぐに「食べる」か「取っておく」かの2択です。食べるとホイップクルームの数がそのまま得点になりますが、取っておくとケーキの種類ごとに最も多く取っておいたプレイヤーへのボーナスがもらえます。多少荒削りな印象はありますが、切り分けも食べるかどうかの選択も悩ましく、とても良いゲームだと思いました。この後も他のテーブルで何度も遊ばれていました。

結果:自分 33、ケビン 28、アンチュマン 25、ルーク 23



ケルト Keltis + 追加ボード Die Erweiterung
(プレイ時間 1時間)
Keltis%20expansion.jpgもっとホイップを!と一緒に遅れて届いたケルト追加ボード。ケルトタイルとケルトカードはどちらも面白かったので、追加ボードにも期待が持てます。ボードは道が入り乱れ、また得点も進めば増加するだけでなく、減少する場合もあります。具体的には0、-4、-2、0、5、3、6、8、6、7、10、という配置で、これによって途中の5や8で一休みといった作戦が有効になります。ゲームが一気に終わる事も無く、捨て札が多くなるので悩ましくなります。

同じマスに複数の自分のコマを進めてもよく、また色の無いマスに進む時にはどのカードを使っても構いません。置かれたタイルにも工夫があって、自分のプレイした列の最後のカード(または手札)を1枚捨てられるカードなどは使いどころが沢山あります。また、願いの石は5色。ボード上に山積みになっているマスと今まで通りに散らばって置かれているマスとがあり、石の数でなく、集めた色の数で得点が付きます(このルールを石の数だと誤解してましたので追記しました)。また、同色を3つ集めると10点のボーナス。ラーのモニュメントと同じような計算方法です。

5つのコマを全て使ってしまい、出遅れましたが、願いの石を5つ集め、そのうち3つは同色だったので最後の20点ボーナスでケビンと同点首位(追記:これは間違いです。本来なら3種なので合計13点)。白熱しました。ケルトの基本版やロストシティよりも一手一手が悩ましく、これから暫くはこの拡張を入れて遊ぶ事になりそうです。

結果:ケビン 44、自分 44、アンチュマン 42、ルーク 39



ゲニアール(頭脳絶好調BMM) Einfach Genial - Wer zu viel riskiert, verliert!
(プレイ時間15分)
他のテーブルとのタイミング合わせの時間調整にと、ゲニアールをプレイ。同じBMMであるケルトタイルの方は何度も遊んでいますが、ゲニアールは2度目。前回すっかり忘れていた「天才宣言」を入れた正しいルールでプレイ。これによりゲームが多少引き締まった気がします。運試しのゲームですが、軽くて適度な長さで収束する良いゲームだと思います。

結果:ルーク 5、自分 4、アンチュマン 2、ケビン 2



トーレス Torres
(プレイ時間 2時間10分)
Torres.jpgかなり久し振りのトーレス。前年から同時期にかけて出た、ティカル、ジャワ、メキシカと同じアクションポイント制です。自分のコマを大きな城の高い場所に昇らせるのが目的。アクションでは、自分のコマを置く、動かす、城を拡張する、得点を得る、などがあります。この他に手番に一回、アクションカードを使う事が出来ます。今回は運の要素が全くない、マスターゲームで遊んだので、アクションカードは全員共通です。

コマの置き方、城の拡張には適度な制限があり、またコマの動かし方はテーマとマッチしており、城の中ではいくつ動いても良い、というのは面白いです。ただ多人数アブストラクトに近いので、かなり窮屈な印象を受けました。特に今回はボードの端に万里の長城のような巨大な壁が出来るという展開。カードの使いどころが難しく、ゲーム後半は選択肢が少ないと言う奇妙な展開になってしまいました。アクションを得点獲得に使ったのは初めてかもしれません。

結果:アンチュマン 281、自分 263、ケビン 259、ルーク 223

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