水曜日の会 2008/04/30

 毎週水曜日に秋葉原の「イエローサブマリン秋葉原RPGショップ」で開催されているオープンゲーム会に参加してきました。ゲームマーケットが終わってすぐの開催ということとゴールデンウィークの最中ということで、いつもの2倍くらいの参加者で大盛況でした。
 主催者のタナカマさんのブログ(http://tanakama.seesaa.net/)


 今回遊んだゲームは
「ジェムブロ(初)」「テレパス会議(2)」「イージ・スクール(3)」「ソラシス(2)」「マッドサイエンティスト ユニバーシティ(初)」「アステカの財宝(2)」「おきらく学園(4)」「交易王(初)」「魔法にかかったみたい(初)」です。


 *ジェムブロ 4人 説明1分 プレイ35分

 韓国ブースで売られていた「ブロックス」のタイルが六角形版。そういやぁ、その昔ロッカッキーなんてお菓子があったねぇ、塩味で美味しかった、、、(遠い目)
 ゲームの説明はこれで終わってしまうくらい簡単なのですが、タイルを置くのは難しいです。というのも、四角形なら直感的にここは置ける・置けないの判断が付けられるものの、私の頭では六角形だと「ここに置けるはず」と思ったことがことごとく外れてしまう始末。六角形になった分、トリッキーになっている訳です。勝者は持ち込んだZさん、ダントツ勝利でお見事でした。


 *テレパス会議 6人 説明とプレイ25分

 「アップル トゥ アップル」のようなコミュニケーションゲーム。システム的には「フラッシュ」の方が近いですが、このゲームは単に大勢の回答と同じではだめで、ちょうど2人だけ同じ回答にならなくては得点になりません。
 同じ質問を2回回答するのがキモで、初回に答えが合致すると1点、2回目に合致すると2点です。1回目の回答をすべてのプレイヤーが見てわかっているので、それを踏まえ、2回目の回答を誰に合わせていくかを考えるのが楽しくも悩ましいです。合わせにいった相手が逆に自分に合わせてすれ違ってしまったり、3人が3人とも違う相手に合わせにいってしまったりしてお互いの合わなさ加減、ダメさ加減に笑えます(笑)
 勝つためにはすべてのプレイヤーとまんべんなく合致しなくてはならず、同じプレイヤーばかり合致しても点数は逆に下がってしまいます。この点数の付け方も独特で面白いですね。


 *イージー・スクール 6人 説明とプレイ25分

 昨日仲間内のゲーム会で遊んで爆笑だったゲーム。この楽しさをいち早く伝えたいと思いゲームを借りて水曜日の会に臨みました。オープン会で遊んでこそその真価がわかるというもの、果たして結果はどうだったでしょうか。
 システムは「クライネ・フィッシュ」にひと工夫くわえた感じの簡単なゲームなのですが、テーマが素晴らしくマッチしています。プレイヤーは大学生となり試験にパスすることを目指します。試験にパスする手段として裏技カードというものがあり、その内容が「オタクに助けてもらう」「試験問題を盗む」「ハッキングする」「教授に贈り物をする」「カンニングをする」と、この内の何種類かをそろえて試験に臨みます。アメリカンジョークというかどれもとてもまともな手段ではないのですね。
 ジョーカー扱いの「勉強する」というカードもあるのですが、こちらは使い勝手が良い分、ゲーム終了時の得点には数えられません(タイブレークには使えますが)。まさに、このゲームでは勉強ばかりしていては勝負に勝てないのです(笑)
 私が持っていったのは「プレイスペース広島」から購入したものでタイトルが「イージー・スクール」となっていますが、後述する「おきらく学園」は「メビウス」の邦題で、まったく同じゲームです。
 ですが広島のルール訳はちょっと間違いがあったようです。。。
 あ、そういえば点数の数え方間違って説明してしまいました。
 毎度スミマセン。。。


 *ソラシス 5人 説明とプレイ35分

 あー、こっちもごめんなさい。ルール説明を一つ漏らしてしまいました。
 太陽系の星を競る単純なゲームですが、少ないカード構成の中でも単調にさせない工夫が施されていて小気味良いです。次はインストちゃんとします。


 *マッドサイエンティスト ユニバーシティ 7人 説明とプレイ25分

 会場に置いてあってどんなゲームか興味あったのですがカードにたくさん英語が書いてあったのとルールにカードの対応表があったので読んで遊ぶには無理だと思っていたゲームを説明してくれるのいうので迷わず参加。
 ルール説明を聞いている途中からこれは自分に合わない系のゲームだぞというのは確実にわかりました(笑)
 コミュニケーション・プレゼンテーションゲームの「X・MACHINA」と一緒です。あれ、「X・MACHINA」も変な発明品を作るゲームだったから「マッドサイエンティスト~」のテーマもまったく一緒??
 んー、まあとにかく、この手のゲームはとても苦手です。それでもなんとか頑張って変な発明品をプレゼンしましたよ。結果はもちろん0点ですが何かー?(笑)


 *アステカの財宝 4人 説明とプレイ40分

 3スート、ノートランプのトリックテイク。
 目的カードと自分の手札の一部を競りますが、「お金=勝利点」なのでゲームがわかってくると積極的に競りに行かなくなりますねー。あまり欲しくないセットが競りにかけらると3人とも0円握りをして欲しくないカードを押し付けられたりする方が多かったかな。一番欲しいカードセットをリーダーにいくらで落としてもらうかの攻防になるのかなぁ。
 ボイドになるカードが多いですが、トリックテイクとして十分楽しめます。


 *おきらく学園 5人 説明とプレイ30分

 おそらくこのゲームを一番まともに遊べた回です(笑)
 「プレイスペース広島」のルール訳ですと、手番に山札からカードを引く際、ストレスカードが何枚出てもカードを引き続けられるように書かれていますが、本当はストレスカードは同じ手番で2枚引いたらそのプレイヤーの手番は終了します。残念ですが「ずっと俺のターン!」という訳にはいかないようですね。これはこれで面白かったのになー(英語のルールにちゃんと手番終了の記載がありました)。ただ、このルールのお陰でゲームの輪郭がはっきりしたという印象もありますね(笑)


 *交易王 4人 説明とプレイ40分

 最新メビウス便、小箱のカードゲーム。クニッツア作ですよ。
 ゲームの説明めんどくさいなぁ、と思ってググッてみたら既に少量だけ流通していたようでみなさんが心待ちにしていたゲームらしいです。いろいろなジレンマがあって楽しかったですよ。


 *魔法にかかったみたい 3人 説明とプレイ80分

 こちらもメビウス便のアレア新作。
 テーマは魔法使いになって魔法の薬を作ること。同じテーマで思いつくのは「アルケミスト」「レオナルド・ダ・ビンチ」かな。
 なんだろう、システムがとりたてて斬新という訳ではないのですがそれぞれの要素(トリックテイク、TCGのデッキ構築、リソース管理、バッティング)がうまい具合に融合されていて今までにない感覚で遊べました。

 アクション選択のシステムで印象に残っているのは
 「プエルトリコ」-選んだアクションを皆一様にできる
 「ケイラス」-コストはかかるけど早い者勝ち、他プレイヤーが建てた建物を使える
 「レオナルド・ダ・ビンチ」、「大聖堂」-ケイラスのようなシステム+競り
 このゲームはトリックテイクじゃないんだけど、トリックテイクの要素をうまく使って不思議な感覚を作り出していますね。しかも上に上げたゲームより短い時間で遊べますし。カードのアイコンが直感的で理解しやすく、すっとゲームの世界に入っていけます。
 ヘビィなゲームが好きなアレアファンには少し物足りないかもしれませんが私は大好き。バッティングの要素があるのでバッティングの要素をたくさん発揮させるには5人プレイがベストと思います。
 あー、早く5人で遊んでみたいなぁ(笑)
 面白いですよ! これは欲しいですよ!

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