ウォルドーフゲーム会 2005.06.10

今月のウォルドーフは常連があまり来ずにこじんまりと8人でゲーム会になりました。



絶叫マシーン Scream Machine
(解読と説明 20分 プレイ時間 50分)
Scream_Machine.JPG遊園地にアトラクション(遊戯施設)を建てて客を呼び寄せるカードゲーム。先月のウォルドーフで持参したときハックがかなり興味を示していたのですがプレイできなかったので再び持参。とりあえずピートとアレックスと3人だったので説明を始めると丁度良くハックが子供のウェスリーと来たので一緒にプレイすることになりました。ルール解読に時間がかかってしまいましたが、実際はそれほど難しいゲームではありません。5人で人数分5ラウンドプレイするのですが1ラウンドにつきなんと手番は1回だけ。つまり5回しかゲームに関わらないというのがすごいです。

アトラクションのタイプは全部で7種類。それに対応して客も7種類プラス「けちな客」で合計8種類です。客の好みのアトラクションを建設して客を引き付けるとポイントになります。例えばジェットコースター好きの客は最も価値の高いジェットコースターのある遊園地に行くというわけです。(ちなみに、タイトルの絶叫マシーンはゲームでは一番価値の高いジェットコースターの名前です) けちな客だけは例外で彼らは全体で最も安い(つまり価値の低い)遊園地にいくので、彼らを呼び寄せるためにはアトラクションを壊すことも必要になります。

さらに客には全国区の遠方客と地方の地元客がおり、遠方客(場の中央に置かれる)はプレイヤー全員で、地元客(それぞれのプレイヤーの間に置かれる)は隣のプレイヤーとの間で奪い合います。遠方客カードは公開されているので需要がはっきりしてますが、地元客カードは1枚オープンで1枚は伏せてあるのもにくいですね。

アトラクションは手札(自前)と場札(工場)があり、どちらも同じように建設できます。4ポイントあるアクションポイント制で価値が高いものほどAPでの効率が良いようになっています。建設以外にも1APで宣伝(1点を得る)、リサーチ(伏せてある地元客を見ることが出来る)、新アトラクション発明(手札を増やす)、アトラクションの取り壊し、工場に変更要請(場のアトラクションを入れ替える)が出来ます。

カードによる影響力で客を奪い合うだけなのですが、テーマとメカニクスがマッチしていて良く出来ているなあと思いました。たった5手番なのですが、色々と考えます。今回は解読に時間がかかってゲームに集中できませんでしたが、それでも面白さは分かりました。また近々プレイしてみたいです。

結果:ハック 22、アレックス 19、ピート 18、ウェスリー 14、自分 14



ドラゴン デルタ Dragon Delta
(説明 10分 プレイ時間 35分)
Dragon_Delta.JPGここでマークBも参加。6人で何かできるものはということでマーク持参のドラゴンデルタです。ロボラリーよりも短時間で終わるので悪くないのですが、どうしてもトップたたきに走る展開になってしまいます。結局みんなの見過ごしでウェスリーがあっけなくゴール。ルール的には石での分岐は3方向までというのが良く出来ているなと改めて思いました。
(詳細レポートはここ

結果:ウェスリー(勝利)



ターフ マスター Turf Master
(説明 20分 プレイ時間(2ラウンド打ち切り) 1時間15分)
Turf_Master_with_fence.JPGここでダグとルークが来たので8人で出来るゲームということで数ヶ月前にプレイしたターフマスターを再びやってみました。障害物の柵を加えたルールを入れてみたのですが、これがなかなかきつい。柵を越えるには移動力4が必要なのでうまく場所取りをしていかないと柵の前で立ち往生になってしまいます。この柵のルールは入れた方が良いですね。たださすがに8人ではテンポが悪く、勝つ見込みのないプレイヤーが6人も出たこともあって、本来は3レース勝負のところを2レースで切り上げることにしました。各レースでの点数配分にも問題があるのですが、おそらく4-5人くらいが適正なゲームなのではと思います。
(詳細レポートはここ

結果(2レースのみ):ピート 80、ウェスリー 80、ハック 20、自分 20、マークB 10、ダグ 0、ルーク 0



バベルの塔 Der Turmbau zu Babel
(説明 15分 プレイ時間 50分)
ここで2グループに別れてバベルの塔とフィレンツェの匠です。僕は持参したバベルの塔を教えて一緒にプレイすることになりました。最近一番プレイしているゲームの1つです。やるたびに違った展開で面白いなあと思うのですが勝てませんね。不思議を完成させるともらえるボーナスカードがちょっと強すぎるような気がするのですが、どうなのでしょうか?
(詳細レポートはここ

結果:ウェスリー 78、自分 70、ハック 63、マークB 60



キャントストップ Can't Stop
(説明 2分 プレイ時間 35分)
フィレンツェの匠が終わるまでの調整を兼ねてマークも僕も大好きなキャントストップをハックに教えることに。このゲームは結構経験が物をいいます。

ではここでキャントストップクイズです。
6-8-10と5-7-9はどちらが安全か?(出る確率が高いか?)
あるいは5-6-7と5-6-8では?

結果:マークB(勝利)



ファンタジーパブ Fantasy Pub
(説明 10分 プレイ時間 1時間)
Fantasy_Pub.JPG最後に残った5人でマーク持参のファンタジーパブ。前回もウォルドーフでプレイされていたので、結構人気があるのかもしれません。オルトレマーレと同じ会社、デザイナーなのですが、内容はタイトルから察せられるように軽いパーティーゲームののりです。

パブにはカウンターと5つのテーブルが輪になって並んでいます。各自オーク、ホビットなど4種類のキャラクターを持っているのですが、それらのキャラクターには上下関係があります。毎回サイコロを振ってその数だけ時計回りに周り、同じキャラクター同士、あるいは全員異なるもの同士がテーブルに揃うと乾杯になります。同じキャラクター同士だと仲良くビールを飲むだけなのですが、異なるもの同士だと上下関係で下のものは上のものにビールをおごることになります。こうしてパブのテーブルをぐるぐる回り、たくさんビールを飲んでパブから出ると得点になります。

サイコロで動かす代わりにバーテンダーを動かしたり、キャラクターを入店、退店させたりなどもできます。さらに酔いすぎると追放されたり、キャラクターには特殊能力があったりなどいろいろと味付けがしてあるのですが、とにかくサイコロの目が悪いと何も出来ないゲームだなあと思いました。軽くて運の要素が強い割には結構煩雑でゲーム時間も長いです。あと個人的にファンタジーの世界が良く分からないのでその辺もつらかったです。

結果:ルーク 11、アレックス 10、自分 9、マークB 3、ピート 2

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