アレアゲームをプレイするキャンペーンの２週目は自由交渉ゲームの雄、チャイナタウン Chinatown です。ラーとともにアレアの最初の２つのゲームとして１９９９年に出版されました。以前にも触れた通り、チャイナタウンはリオグランデ版も出ず、あまり知られずに絶版になってしまったのですが、交渉ゲームの中では好きな方に入ります。ゲームサークルＴＧＣの性格上、交渉ゲームをプレイする機会は比較的多いのですが、金かねカネ、クオバディス、トリビューナル、ボナンザなどと並び、もっと評価されても良いゲームだと思います。デザイナーのカースティン＝ハートウィグ Karsten Hartwig は寡作で最近２作目だと思われる、ラッキーループというゲームを出したらしいです。
よく、新しいゲームの説明をするときに、「このゲームモノポリーみたいなものだよ Just Like Monopoly 」と冗談で言いますが、このゲームは本当にモノポリーみたいです。とは言っても不要なサイコロ振りやチャンスカードなどを無くして、ゲームの核を交渉だけに絞っているので非常に好感が持てます。１９３０年代のニューヨーク、チャイナタウンを舞台に、１２種類ある店をうまく８５区画ある土地に建てられるように交渉します。店には３タイルから６タイルまでのサイズがあり、うまくそのサイズまでつなげて建てると収入が多くなります。６タイルの店はリスクも大きいですが儲けも大きいです。全部で６ラウンドあるうちで好きなだけ自由に交渉し、土地、建物、現金を交換します。そうやって最後に最も多くの現金を稼いだプレイヤーの勝利です。（詳しいレビューはここをクリック）
今回は、手堅く３と４の店を序盤から固めて僅差で勝利しました。あまりこのゲームで勝ったことがないので嬉しいですね。
自分１１３、マイク１０８、ノーム１０３、アレックス９８、マット７７
ゲーム序盤、まだ開いている土地も多い。
ゲーム終盤、だいぶ店で埋まってきました。
チャイナタウンのほかには、ゼロ、クロノノーツ、フレッシュフィッシュ、ガイスター、サーカスフロカティを遊びました。
メインのチャイナタウンの前にウオームアップとして、ダークが選んだゲームがゼロ Zero です。彼はこのゲームが非常に好きで僕も最近になって漸く面白さが分かってきました。トランプの５１よりずっと洗練されてます。軽いギャンブル性のあるゲームで雰囲気がツインズ Twins と似ている気がします。誰が何を集めているかを読むのが大変ですが面白いです。５人なので５ディール勝負。０を決められると気持ち良いですね。
スコット２３、ダーク２６、自分２８、アレックス３２、マット４６
最終ディール、誰も８を集めず場はこうなりました
チャイナタウン終了後、へとへとになった状態で クロノノーツ Chrononauts に誘われました。ルーニーラボのゲームはフラックスしかプレイしたことが無く、ちょっと興味がありました。（実はルーニーラボの本社は僕の住んでいるところの隣町らしいです。）タイムトリップとパラドックスをテーマにしたカードゲームで、各自配られた目的カードにはそのままの状態にしなければならない年号とパラドックスを起こしてその後、修正（歴史を書き換える）しなければならない年号が書かれています。各自の目的は極秘なので、あまり深く考える部分はありません。他に、アーティファクトを集めて公開したり、手札を一定数に増やすことでも勝てます。カードは超法規的に全員の手札を集めて配りなおすとか、目的カードを配りなおすとかがあるので、パーティーゲームののりでプレイするといいと思います。
ゲームスタート時のセットアップ
ゲームが進むにつれて、パラドックスが起こる
結構久し振りのような気がするフレッシュフィッシュ FrischFisch。今回はノームに教える意味も込めて３人プレイです。３人だと、かなり緊迫した展開になります。今回は全員マイナス点という快挙。競りでお金を使わないので、お金は５枚で１点くらいの方がいいかもしれないなあと思う今日この頃です。
自分－６、ノーム－２、マイク－１
ガイスターを２回ほどマイクと遊んだあと、帰ろうかなあと思ったのですが、同じく帰りかけていたメンバーたちを誘ってフロカティ サーカス Zirkus Flohcati を３回もやってしまいました。単純なバースト系のゲームですが、スコアリングシステムが良く出来ていて面白いです。
１ゲーム目：デイブ５７、自分４７、ジョシュ４３、ララ、３５、ブリタニー３２
２ゲーム目：ブリタニー４７、ララ３７、自分３２、デイブ２９、ソナム２５
３ゲーム目：ソナム７０（！）、デイブ４６、ララ３８、ブリタニー３１、自分１９
コメント