友人宅ゲーム会 2003.11.13

先週の木曜日(11月13日)、例によって同居人のベンを連れて、マークの家でゲームをしました。プレイしたゲームはキャッスル、シタデル、タージマハル、フォーラムロマナム、フィッシュイートフィッシュで、すべて3人プレイです。

キャッスル Castle はマーク所有で Eurogames の青い箱シリーズのひとつです。このシリーズをプレイするのは今回が初めてです。というのも、いままでプレイした Eurogames のゲーム (フォーミュラーデー、マレノストラム、エボ) は名前に反して昔のアメリカのゲームっぽくルールが煩雑でキレが無いものが多いので、どうも敬遠していました。このキャッスルにしても、特殊カードだらけでどうもどこが面白いのかが分からず終わってしまいましたね。というより、面白いのでしょうか・・・やはり特殊カードが多いゲームは苦手です。もともとマジックザギャザリングをプレイしていて特殊カードに慣れているベンやマークは違う風に感じたようですが。とりあえず1回プレイしただけなので、このゲームの好きな人の意見を聞いてみたいですね。

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シタデル Citadels (操り人形のアメリカ版)は同じくマーク所有のゲームです。フェデゥッティのゲームの中では一番好きです。ちょっと暗殺者がゲームを壊しているような気がするのと、建物8つまでプレイするのは長いかなと思うことを除けばなかなかいいゲームだと思います。今回はベンが初めてだったので、操り人形での基本のキャラクターだけを使い、建物は6つで終了としました。

次にマークが自分で持っていながら殆どプレイしたことが無いというので、タージマハル Taj Mahal/Tadsch Mahal をプレイ。前回詳しいプレイレポートを書いたので今回は省略しますが、このゲームはやりこむタイプのゲームなので、経験の差が出てしまいますね。ベンはこのゲームを僕以上に好きなのでいつも新しい人に教えるのですが、たいてい経験のあるベンか僕が勝ってしまいます。そういう意味では気軽には遊びにくいゲームです。

フォーラムロマナム Forum Romanum はクラマーの1988年発表の古いゲームで昔のフランクコスモス社(コスモスの前身と思われる)から出ていました。初版の茶色の箱と第二版の灰色の箱があるらしいです。初版は羽根が入っているとのうわさを聞いたことがありますが、自分のは中古なので入っておらず、真相はわかりません。このゲームは3日前の月曜日(11月10日)にTCGというサークルで初めてプレイして、なかなかいいゲームだなあと思いました。そのときは5人と6人でしたが、今回は3人です。全く運の無い多人数のアブストラクトとしてはよくできています。

基本的には7x7のボードが6-9マスからなるエリアに分かれており、縦横斜めの列とエリアで最も多く自分のコマを置くことを目指します。手番になったら自分のコマを好きなマスに置き列やエリアがいっぱいになったら決算です。コマ数はプレイ人数によっても違いますが全員あわせて30くらい(3人のときは10、5人のときは6など)なので全部置ききったらあとは手番ごとにコマを動かすことになります。決算が良く出来ていて、一位のプレイヤーにしか点数は入りません。この手のゲームは一位と二位(或いはさらに三位)に点数が入るものが多いので一位にしか入らないというのはある意味で新鮮でした。さらに最下位には失点があります。これらの一位の得点と最下位の失点のバランスがとてもよく出来ています。同じ列やエリアは一度しか決算されず、すべて決算されたらゲームは終了です。

ゲームボードは布で出来ていて雰囲気も良くなかなか見栄えのするゲームです。
あえて言えば、マルバツと同じで真ん中が有利なので、最初のプレイヤーがかなり有利なのかなと思いましたが、今回はそれほど感じませんでした。

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最後にクニツィアのアメリカからの新作、フィッシュイートフィッシュ Fish Eat Fish です。新作といっても古代ローマの新しいゲーム New games in Old Rome/Neue Spiele im Alten Rom のカエサル Caesar とほぼ同じゲームです。手番に攻撃・統合する前に動くことが出来るようになったことやカードの構成(特に必ず勝つ鮫カード)など違いはありますが、もとのゲームのほうが制限があって面白かったのではと思いました。もう一度両方のゲームを遊び比べてみたいと思います。コンポーネントはなかなか可愛いですね。特にヒトデのこまは良く出来ています。

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