ゲーム・インデックス

日付別

五十音順

アルファベット順

ふじの会 2018.11.11

レポートが大変遅くなってしまいましたが、フジマキさんが主催するふじの会です。今回は神田近くの会議室で行われました。



サントリーニ Santorini
(プレイ時間 各10−15分)
Santorini20181111.JPGまずは、おそらく自分は遊ぶのが2回目だと思われる「サントリーニ」です。とは言っても、レポートするのはおそらく初めてだと思います。今回は特殊カードは抜いたペア戦で遊びました。手番には自分のコマを動かしてその隣りに建物を置きます。建物の2階に上がれば勝利ですが、2階の上には3階として立ち入れないドームをかぶせることもできるのが面白いです。ゆれひさんと自分はうまく協力して、2戦2勝です。

結果
1戦目:自分&ゆれひ 勝利、まここ&ぱた 敗北
2戦目:自分&ゆれひ 勝利、まここ&ぱた 敗北



ナラビ Narabi
(プレイ時間 各10−35分)
Narabi20181111.JPG次に、エッセンで購入したばかりの協力ゲーム「ナラビ」です。数字のカードと、ルールカードがあり、それをランダムに表裏合わせてスリーブに入れて1枚のカードとします。そして各プレイヤーの前に3枚ずつ並べて右回りか左回りに数字を昇順にすれば勝利です。交換のルールは各カードの裏にあり、それを推測しながら交換していくのが面白いですね。1戦目は話し合いながらで11点で勝利でしたが、2戦目は無言でやってみたら、敗北してしまいました。

結果(まここ、みつなり、ぱた、自分)
1戦目:11点(勝利)
2戦目:敗北



エルドラド Wettlauf nach El Dorado
(説明 15分 プレイ時間 50分)
ElDorado20181111.JPG本来はエッセンで手に入れたばかりの拡張セットを入れてみたかったのですが、ルールがかなり多くなりそうなのと、初めて遊ぶプレイヤーがいたので今回は基本セットです。初級の Auf der Zielgeraden/The Finish Line (最後の直線) というシンプルなコースを選びました。カードがうまく噛み合わず、また少々買いすぎたこともあって出遅れてしまいました。優勝は冬子さん。このゲームをリクエストしてくれたはたさんは、かなり遅れてしまっていました。次回は拡張入りで遊びたい!

結果:冬子 勝利、自分、カヨ、はた



ハーケンシュラーゲン Hakenschlagen
(説明 15分 プレイ時間 50分)
Hakenschlagen20181111.JPGエッセンの新作。ディーター・シュタインのファミリーレースゲームです。手番には袋から3個の玉を引いて、それを任意の順で使って自分のウサギを進めます。相手をブロックしたり自分が有利なようにコース取りをしたりとレースが楽しめます。もちろん運の要素もありますが、可愛らしいコンポーネントもあって楽しく遊べるゲームになっています。本来は1位が決まったらおしまいで良いと思いますが、今回は最後まで遊びました。

結果:はく 1位、自分 2位、こん 3位、ヒナタ 4位、冬子 5位



エルファーラウス ボードゲーム Elfer raus!: Das Brettspiel
(プレイ時間 4ディール85分)
ElferrausDasBrettspiel20181111.JPG久し振りに持ち込んだクニツィアのアレンジした七並べです。手番に3枚まで出せて、同色で隣接するタイルを出すとタイルを1枚次のプレイヤーに押し付けられるというのがやはり面白いです。これにより、あまりタイルを出し過ぎないようにして、上がれるタイミングを見計らわないといけません。自分は2回上がって0点を2回達成したものの、残りの2回の失点がひどくて最下位でした。

結果:ゆれひ 61、はた 92、ヒナタ 127、自分 182



ビッグ ファイブ Big Five (クワークルトラベル版 Qwirkle 使用)
(プレイ時間 15分)
BigFive20181111.JPG「ビッグファイブ」をクワークルトラベル版でよく遊んでいますが、今回は時間の関係で1ディールのみのお試しです。得点計算がなく、戦略的なクワークルといっても良いこのゲーム、もっと広まっても良いと思うのですが、なかなか難しいですね。

結果:ゆれひ 勝利、(自分、はた)



そんなわけで、あっというまにふじの会は終わりました。日曜だったので少人数で夕食を食べて終了です。


エッセン シュピール 2018

Catalogue-Spiel18.JPG今年で10年目となるエッセン・シュピール。ホビージャパンの通訳を担当するのも4年目です。まさか10年連続でエッセンに来るとは当時は思いませんでした。ここ数年は、エッセンを口実にヨーロッパを旅行しながら知人・友人を訪ねるのが楽しみになってきていますが、シュピールでもシュピールでしか会えない知人・友人が多く、また新たな出会いもあります。そんなわけで、毎年来ても飽きることはなく、いつも4日間という日数が非常に短く感じられるのです。

Spiel-Guide-Spiel18.JPG去年まで配られていた新聞がなくなり、代わりにシュピール・ガイド Spiel Guide という冊子が来場客に配られました。新聞に載っていたような会場内のブースの地図が載っていてわかりやすいです。ただし、新聞のようにポケットに突っ込んで置けないので若干使い勝手が悪い気もします。会場から直接郵送する際の料金表もこの冊子に書かれているのですが、値段がかなり高いです。今からどうしようかと考えてしまいます。

なお、このレポートは「ネスターミーティング2018」の続きになります。この旅行の計画を再掲します。

計画
10月1日 羽田からドーハ経由でヘルシンキへ
10月1日-10月4日 ヘルシンキ滞在
10月5日-10月14日 マイクとオスロで合流しノルウェイ旅行
10月14日 オスロでマイクと別れ、ロンドン経由でジブラルタルへ
10月14日-10月18日 ジブラルタル(ラ・リネア)
10月19日-10月21日 マドリードでネスターミーティング
10月24日-10月28日 エッセン・シュピール
10月29日-11月5日 デュッセルドルフ、マーストリヒト、ケルン、ミュンヘン
11月5日-11月6日 ミュンヘンからワルシャワ経由で成田へ帰国

エッセンまでの移動中に、フィゲラス Figueres とパリに寄ることにしました。フィゲラスはサルバトール・ダリの劇場美術館があり、前から行ってみたかったのです。マドリードでキャメロンに勧められたこともあり、昼間に数時間寄ることにしました。パリはOyaゲームズのほか、まだ行っていない場所に行ってみようかと思います。

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10月22日 月曜日 (マドリード→フィゲラス→トゥールーズ)

CombiCercanias20181022.JPG朝7時にホセの手配してくれたタクシーでアルコルコン中央駅に、そこからセルカニアスC−5でマドリード・アトーチャ駅に向かい、8:30発のAVEに乗ります。面白いのは CombiCercanias と言って、AVEの切符に示された6文字のコードを自販機に入力すると、セルカニアスの切符が無料で発券されること。ドイツだとCityと書いてある切符(日本だと都区内・市内発着切符)と同じ原理なのですが、こういうやりかたもあるのですね。

Aatocha-board20181022.JPGアトーチャ駅からの長距離列車はスペインなので空港のように荷物検査があります。どうもその入り口が2つの階にわかれているみたいで、発車案内の注意書きには Plta.Primera と Planta Baja の2種類があります。自分が乗る8:20発のAVEのところには Plta. Primera と表示されています。Baja は下という意味だったよなあと、なんとなく思い出し、Plta. は Planta の省略形だろうと推測できたのですが、1階の入り口には Planta 1 と書いてあるので Planta Primera = Planta 1 だということが最初はわからなかったので、かなり迷いました。これはスペイン語がわからない旅行者には不親切な表示です。

FigueresStreet20181022.JPGAVEはバルセロナ・サンツに11:15着。乗り換えてフィゲラスに行く列車は11:16発。1分しかなくプラットフォームも離れているのでおそらく無理だろうと思っていたのですが、列車が5分ほど早着したこともあり、走ったらぎりぎり間に合いました。ラッキー。これで1時間フィゲラスで余計に過ごせます。フィゲラスは在来線とAVEの走る新線とで2つ駅があり、通常ならAVEが停まる新駅 Figueres-Vilafant を使うのだと思います。しかし、今夜乗る夜行列車が在来線上の駅からであり、スーツケースを別の駅まで運ぶのが面倒なこと、そして町の中心は在来線の駅の近くであることを考えて、旧駅 Figueres を使うことにしました。その分バルセロナからは少し時間がかかりますが、新駅から町まで歩く時間を考慮したらほぼ同じだと思います。

Teatro-MuseoDali20181022.JPGフィゲラス駅近くのバスターミナルに荷物を預けて早速、ダリ劇場美術館 Teatro-Museo Dali に向かいます。町の標識を頼りに10分ほど歩くと到着しましたが、美術館の周りは静かであまり人もいません。どこが入り口なのかと思っていたら、建物が完全に閉まっています。なんと月曜は閉館だったのです。隣りにあるダリ関係のお土産屋は開いていて、せっかくだから近くのおもちゃ博物館に行ってみたらと勧められました。行ってみたらこれも月曜閉館でした。それではと、インフォメーションブースまで歩いてみたら、月曜に限って早く閉まっていました。

Lizarran20181022.JPG仕方ないので、もうひとつのインフォメーションブースがあるらしいフィゲラスの新駅まで行ってみました。インフォメーションブースの係員はスペイン人と日本人の両親を持つ青年で、将来はスペインから日本に観光に行く人の手伝いをしたいと言っていました。ここにも日本ブームが見え隠れします。帰りに八百屋でバナナを買い、適当に入ったレストラン Lizarran でピンチョスを堪能しました。いつか月曜以外の日にフィゲラスに戻ってこなければなりません。

CerbereToulouse20181022.JPGフィゲラス17:34発の列車に乗り、海岸線を北上。フランスとの国境を越えてすぐのセルベール Cerbere に到着します。眠っている間に移動してパリでの滞在時間を稼ごうかと、18:13発のセルベールからパリまでの夜行列車を予約しておいたのです。ところが、セルベールの駅にその列車の案内がありません。慌てて窓口で聞くと、トゥールーズ始発に短縮されたので、2本の列車を乗り継いでトゥールーズに行けとのことで、細かく乗る列車と時刻を書いてくれました。その指示に従うしかなく、ナルボーン Narbonne で乗り換えてトゥールーズに向かいます。ちなみにナルボーンは、2年前に秋山さんが猛ダッシュでケバブを買った思い出の地です。ナルボーンは5分遅れで出発。トゥールーズでは14分しか乗り換え時間がないのでぎりぎりです。ところが災害だかなんだかで、列車が途中でやたらとスピードを落として走っています。間に合うのか不安です。夜のカルカソンヌが見えます。

OccitaniaHotel20181022.JPG案の定、トゥールーズは1時間遅れで到着。既に夜行列車は出発していました。乗り遅れた自分たち7人にはホテルがあてがわれ、翌日は6時半に戻って来るようにと言われました。自分が割り当てられたのはオキシタニア Occitania という駅前のホテルで、朝食付きでした。

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10月23日 火曜日 (トゥールーズ→パリ→エッセン)

TGVsnacks20181023.JPG朝6時から朝食を食べているのは、みな昨日乗り遅れた人たちばかりでした。6時半に駅に行くと、朝1番の6:49発のTGVの1等車の切符を渡されました。1等車といっても、タリスやユーロスターみたいに食事がつくわけではなく、ちょっと座席が広いだけです。2階は2等車で繋がっているけど1階は1等車で各車両ごとに分かれている、という妙な構造です。食堂車で軽食(写真)をとった帰りに自分の車両がわからなくなってしまった自分は、すべての車両の1階に降りて自分の席を探したりと馬鹿なことをしていました。

Oya20181023.JPG11:13パリ・モンパルナス Montparnasse 駅に到着。初めて使う駅なので少し迷いましたが(いつもはオストルリッツ駅)、まずは北駅まで行ってスーツケースを預けて身軽になってからOyaゲームズを訪ねました。パトリックさんは既にエッセンに向かって出発してしまい不在でしたが、ほかの店員の方と色々なゲームの話ができました。クニツィアの新作が少ないからと無料で John Silver というカードゲームを頂きました。そのあと近くの Le Petit Grumeau という喫茶店(確か前にも来たことがある)でグランマニエールのクレープを食べました。パリに来るたびに食べてしまいます。

LePetitGrumeau20181023.JPG北駅まで戻って、タリスでケルンへ向かいます。車内では昨日の夜行に乗り遅れたうちのひとりの若者に遭遇。彼はデンマークまで列車で向かうという大道芸人のスペイン人でした。本来はもう1本早いタリスに乗る予定だったようですが、昨日のスケジュールの乱れがまだ彼の日程には響いているようです。

乗っていたタリスはてっきりケルン行きだと思っていたらドルトムント行きのようです。エッセンはその中間にあるので、このままこの列車でエッセンに行く方が楽だなあと思っていたら、デュイスブルグ・エッセン間が工事をしていて不通でエッセンは迂回してしまうとのことです。そういえば今回久し振りにエッセンに来るウサギ&ミズキさんもそう言っていたことを思い出しました。なので、秋山さんたちに合流すべくデュッセルドルフまで行くことにして、車内で切符を変更してもらいました。10ユーロで変更できるのですね。

HotelBoll20181023.JPGところが、このタリスも遅れに遅れて、気の短い秋山さんたちはもうデュッセルドルフからタクシーで去ってしまいました。仕方なくデュッセルドルフからS6でエッセンHbfへ向かいます。タナカマさんの通訳をやっている方に話しかけられて、エッセンHbfまで話しながら向かいました。そこからU11でカイザー・ヴィルヘルム・パーク Kaiser-Wilhelm-Park へ。駅を出ると、今回の宿泊先 Akzent Hotel Böll は目の前でした。この宿は初めてです。アメリカのモーテルのような作りです。

明日はいよいよプレスコンファレンス。いよいよエッセン・シュピールが始まります。

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10月24日 水曜日 (シュピール0日目)

Slide-Spiel18.20181024.JPG第36回目のシュピールは、例年通りプレスコンファレンスから始まります。今年は50カ国から1150のブースが出展し、ホール6まで使うようになりました。スライドで今年1年のゲームの流れを復習してくれます。これでいつもトレンドを理解しているのでとてもためになります。特に、うんちをモチーフにしたゲームが多く、スライド中に笑いを買っていました。

PressConference20181024.JPG次に、例年通りプレス向けの展示会場に移動します。自分は邪魔な荷物は置いていこうと、ロッカーに寄りました。今年は、去年の反省を活かして、今朝早くプレスルームのロッカーを確保しておいたのです。このローカーは2ユーロコインが戻ってくるタイプなので何度でも使えて非常に便利ですが数が少ないのです。2個空いていたので、誰かに譲ろうかと2個確保しておいたので、プレスルームで居合わせたかろくさんに1つ譲ってあげました。ここで事件が起こります。かろくさんから、戻ってきた2ユーロコインを手渡され、なぜかそれを自分のロッカーに入れてしまったのです。つまり2回分コインを入れたことになります。その結果、コインが詰まってロッカーが開かなくなってしまいました! 助けを呼ぶと、プレスルームのスタッフが、ほどなくロッカー担当の人を呼んでくれて、中身を確認し(プレスコンファレンスで余っていた食べかけのサンドイッチが入っています、と白状するのは少し恥ずかしかった)、書類にサインし、パスポートもチェックされました。そしてロッカーごと器具で開けて無事解決。20分くらいで解決するとはさすがドイツです。

Presentation20181024.JPGロッカー事件で出遅れましたが、プレス向けの展示会場1Aホールに向かいます。ひとつひとつのゲームをじっくり見ることができ、また新たなアブストラクトゲームなどの発見もあります。ここで面白そうなゲームをチェックして、明日以降のどこかで見に行くというのがいつもの方法です。また、おのさんや秋山&ぺこらさんを始め、タナカマ&あっきーさん、エリックなど顔見知りに会えるのも楽しみのひとつです。今年はクニツィアの姿はありませんでしたが、代わりにクニツィアのゲームを色々と写真に収めました。

ForbiddenCity20181024.JPGクニツィアの紫禁城。奇妙なキッチン/謎の地下世界のリメイクです。

GoGoEskimo20181024.JPGゴーゴーエスキモー。これは既にヘルシンキで買いました。

Kariba20181024.JPGカリバ。ヘルベチクが出版したリメイクですが、ルールが異なります。

Kartel20181024.JPGカルテル。これもヘルベチク。ブントロンドっぽいですが、結構違います。

BrainsFamily20181024.JPGブレインズファミリー。ペガサスからの新作でブレインズが多人数用になっています。

HeckmeckDeluxe20181024.JPGヘックメックデラックス。ヘックメック+追加の虫+緑のりんご。

BlueLagoon20181024.JPGブルーラグーン。既にフィンランドのトゥルクで購入済み。

プレイス用展示をじっくりと見たらもう夕方も遅い時間です。DSP授賞式がある夜までは、さっそく販売されているゲームをチェックしたり試遊したりしました。



メン アト ワーク Men at Work
MenAtWork20181024.JPG積み木を積み上げる系統のゲームですが、コンポーネントが可愛らしくテーマに合っています。またカードによって積み上げの条件が示されるので展開に変化があるのも良いところですね。作者はボックスアートに描かれている女性の方で、作者直々にルールを教えてもらって遊びました。




DSP20181024.JPG夜のDSP授賞式のパーティーには、去年同様に、ホビージャパンのねいじまさんが同行しました。少し早めに行ったつもりでしたが、ほとんど席が埋まっていました。食事が始まるまでがかなり長いので、あらかじめ少しだけ食べておいて正解でした。今年のDSP1位は「アズール」、2位は「ガイア・プロジェクト」、3位は「ガンジス」、キッズ賞は「メモアール!」、イノゲームショウは「クールランニング」です。「ザ・マインンド」よりも革新的なゲームがあるのかと思ったら、「クールランニング」は実際の氷を使って解けないようにレースをするというゲームみたいですね。

Dinner20181024.JPGそしてようやく食事です。食事が年々美味しくなっている気がします。最初に来る前菜も、メインディッシュもデザートも、長いこと待った甲斐があります。特に今年はステーキがおいしかった。もっと厚く切ってもらえば良かったです。

Knizia20181024.JPGここ数年は会場でクニツィアを見かける機会がほとんどないので、このパーティーがクニツィアに会える唯一の場です。忙しそうで、なかなか話しかけるタイミングがなく、結局かなり遅くまでパーティーに居残っていました。エルドラドの拡張の箱にサインしてもらい、また、喫茶マーブルのじゅんこさんから依頼されたブルームーンレジェンドの種族バッジも無事に渡すことができました。

帰りにメッセの駅で地下鉄U11に乗ったら、なにか足りない気がします。サインしてもらったエルドラドは持っているのですが、肝心のカバンを会場に忘れてきたのです。慌てて地下鉄から降りて会場に戻り(ねいじまさん、すみません!)、かばんを受け取り駅に戻ると、もう真っ暗です。どうも先ほどの地下鉄が終電だったみたいです。駅の門に鍵をかけている人に深夜バスを教えてもらいましたが、バスは1時間に1本だからちょっと待ってくれれば送ってあげるよ、とのこと。親切なドイツ人で36歳で5人子供がいてエッセンから別の街に行きたいとか、いろいろ身の上話を聞きました。中央駅を過ぎてさらに北に進んだところで「あれが乗るバスだ!」とバスを追い抜いてバスの停留所で降ろしてもらいました。本当に助かりました。


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10月25日 木曜日 (シュピール1日目)

朝はノルドゼー Nord See で魚のサンドイッチを買い、会場へ。珍しく朝の入場の様子をビデオに撮ってしまいました。大量の人人人です。その後、自分の仕事が始まる10時半までタナカマさんたちと2つゲームを遊びました。



ヌードル忍者 Noodle Ninja
NoodleNinja20181025.JPGリアルタイムでトングを使ってヌードルを箱から自分のさらに運ぶというゲームです。スパゲッティーなんだか中華風の麺類だかよくわからない感じです。長さによって得点が違うみたい。海外だと中華料理のデリバリーはすべてこのタイプの箱なのかなあと、素朴な疑問が浮かびます。




ポーラースマッシュ Polar Smash
PolarSmash20181025.JPG大きなイグルーを構成する氷のブロックをつまようじのような用具を使ってひとつ除去します。除去した氷のブロックには得点が書かれており、この得点の合計を競うゲームです。ただし全体が崩れたら失格でゲームオーバーです。シンプルですが、氷のブロックの積み重なり具合がよくできています。「ジェンガ」の進化系と言えるでしょう。




Pfefferkorn20181025.JPGこのあとは、通訳の仕事で終日多忙でした。合間合間にゲームを買っているのはいつものことです。夜は佐藤さんと中村さんを誘って3人でペッパーコーン Pfefferkorn に行きました。久し振りで道に迷いましたが、なんとか到着。ペッパーステーキを食べました。ソースも肉も美味しいです。

遊んだゲーム
ヌードル忍者 Noodle Ninja
ポーラースマッシュ Polar Smash

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10月26日 金曜 エッセン2日目

またもや朝はノルドゼーです。ドイツに来ると、ノルドゼーばかりです。朝からミーティングの連続で、ようやく15時過ぎにウサギ&ミズキさんたちと合流します。ウサギ&みずきさんはエッセンは6年振り2012年以来で、そのときはハイデルベルクを一緒に観光したのが懐かしいです。一緒にホールを周り、パターンズゲームズ Patterns Games のブースに遊びに行きます。



アロマット Aromat
Aromat20181026.JPGオランダのパターンズゲームズという出版社の木製のタイルが美しいゲームです。六角形のタイルの各辺には数字やシンボルが書かれておりそれらの組み合わせで得点や失点になります。一見わかりづらい気もしますが、限られたボードの上で遊ぶと選択肢もはっきりしてきてなかなか面白かったです。Kさんと遊び惨敗しました。さすがに木製バージョンは高価すぎて手が届きませんが、サンプル用のセットを頂きました。これは嬉しいです。




ハーケンシュラーゲン Hakenschlagen
Hakeschlagen20181026.JPG次にゲルハルツのブースに行き、今年のディーターの新作「ハーケンシュラーゲン」を遊びます。ウサギのレースゲームで、ダイスを振る代わりに袋からボールを引きます。思ったより戦略的ですが、コンポーネントが非常に可愛くできていて、魅力があるゲームです。




Pfefferkorn20181026.JPG夜は、ウサギさんらと夕食で、再びペッパーコーンに行きました。昨日の今日なのでさすがに道には迷いませんでしたが、昨日のウエイターと目が合ってしまいました。そして、驚くことに昔何度か会った名物ウエイトレスのマリーナさんがまだ働いていて、あの独特なノリは健在でした。こちらのことを少しだけ覚えていてくれたみたいです。ゲルゼンキルヘンに宿泊しているというウサギさんたちと Am Freistein まで一緒にトラムに乗って、ここで別れました。また日本で!

遊んだゲーム
プロウフパーティー Plouf Party
セルフィー サファリ Selfie Safari
アロマット Aromat
ハーケンシュラーゲン Hakenschlagen

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10月27日 土曜日 (シュピール3日目)

14時過ぎに通訳の仕事を終えて、ここからは自由時間です。エッセンは初めてだというぎょにくさんたちと合流し、一緒にブースを見て回りました。ぎょにくさんはピンク一色の服で非常に目立ちます。ヘルベチクのブースを再訪すると、スタッフの方が非常に喜んでくれました。なおヘルベチクというのはヘルベチア+IQという意味だそうです。ここで「チームアップ!」を遊びました。



チーム アップ! Team Up!
TeamUp20181027.JPG「チームアップ!」の巨大デモバージョンを遊びました。様々な形の直方体を積み上げていくパズルゲームです。それぞれの直方体は1面だけに色が付いていて、それを常に上にしなければならないというのがミソ。同じ形でも色付きの面によって異なる置き方になります。カードに従って順においていくのは結構楽しく、ゲーム性も高いと思います。




フォーエレメント Four Elements
FourElements20181027.JPG戦略的なおはじきゲームです。このゲームの名前が分からず、エリックに写真を送ったら探しあててくれました(感謝!)。4人までできるようですが、2人用のセットアップでチャレンジ。おはじきげーむは嫌いではないのですが、遊ぶ表面によって感覚が相当変わってしまうのが欠点です。それを克服するにはボードを一緒に売るしかないのだと思いますが。




イクイリブリックス コネクト Equilibrix Connect
EquilibrixConnect20181027.JPG5番ホールの陰に隠れた場所にあったマティムーブス Maty Moves のブースです。コンポーネントが素晴らしく、箱まで木製です。ダイスを使った少しだけ運のあるコネクションゲームということで、プレス用のデモのときから、ちょっと気になっていたものです。ダイスによって置けるコマが異なるのですが、相手のコマを除去したりとなかなか攻撃的にできています。除去するパターンを覚えるのがちょっと難しそうです。




17時頃に、3番ホールのアブストラクト十字路(ゲルハルトとシュテフェンのあたり)でキャメロンと再会しました。ネスターミーティング以来、数日振りです。彼の同僚のエリックというフランス人も一緒です。ディーターも交えてみんなで新作のゲームを試したりしました。その後は、キャメロンとエリックと3人で18時まで会場を見て回りました。



クラスク Klask
Klask20181027.JPGキャメロンもエリックもアブストラクトゲームや伝統ゲーム以外には興味がないので、どこのブースに連れて行ったら良いものか難しいのですが、「クラスク」のブースでキャメロンと1回だけ遊びました。エアホッケー系のゲームとしてはかなり良くできていると思います。




Dampf20181027-1.JPG夜は、キャメロンとエリックと3人で夕食。豚料理のシュバイネハクセ schweinehaxe ()が食べたいということで、ボーベック Borbeck にある Dampf に行きました。アイスバイン Eisbein のことなのかと聞いてみると、それはアイスワイン Ice Wine の間違いかと言われたので、一般的にはシュバイネハクセが正しいのかもしれません。違いがよくわからないので、いずれ調べてみます。

Ploy20181027.JPGトラムかSバーンでいくつもりだったのですが、待つのが嫌だというタクシー派のキャメロンにより、往復タクシーです(キャメロンの経費ででるのでまあいいか)。キャメロンはプロイ Ploy という古い3M出版のゲームを手に入れてご機嫌でした。

遊んだゲーム
チーム アップ! Team Up!
フォーエレメント Four Elements
イクイリブリックス コネクト Equilibrix Connect
クラスク Klask

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10月28日 日曜日 (シュピール4日目)

AltenessenBf20181028.JPGシュピールの最終日です。Kaiser-Welhelm-Park からU11に乗っているとどうも1駅目の Altenessen Bf から大量に人が乗ってくるなあと思っていましたが、例のデュイスブルグHbfからエッセンHbfまでが不通になっているので、みんなこちらを迂回してくるのですね。薄汚くて、ここ数年治安が悪くなった(ショウコさん談)といわれている Altenessen Bf の壁が少しだけ綺麗になり、またシュピールのために案内板がたくさん出ていました。

せっかくなので、例年やっているハイデルベルガーの安売りに行こうと並んで入ります。いつもならほとんど買わないのですが、今回は11ゲームも買ってしまいました。このなかにひとつでも面白いゲームがあれば良いのですけれどね。



ルクニ Rukuni
Rukuni20181028.JPG再びゲルハルトのブースに行って、新作「ルクニ」を遊びました。中立のコマをどれか移動させてその周辺に自分コマを置くという、ちょっとフェンドーっぽいメカニクスです。最終的に、それぞれのグループで、グループのサイズと隣接する中立コマ数の積が得点になるという、なんとも痺れるメカニクスです。これは買おうか迷いました。




ファスト ショット Fast Shot
FastShot20181028.JPGまたまたおはじき系のゲームです。攻防の要素があり、先日遊んだ「フォーエレメント」よりも戦略的な感じがしました。なかなかだと思います。サンプルを頂いたので、そのうち遊びたいと思います。




BGGJersey20181028-1.JPGボードゲームギークのリンカーンが親切にもギークのオフィシャル・ジャージーを持ってきてくれました。これは嬉しい。今後はエリックの通訳をするときにはこのジャージーを着ることになります。ジャージー自体は昨日もらったのですが、今日はそれを着て、エリックとリンカーンと記念写真を撮りました。

BGGJersey20181028-2.JPGもっと中古ブースを見たり、小さなブースを見たりしたかったのですが、そろそろ時間です。ダンボールを2箱にまとめたゲームをロッカー(18時に閉まる)から出して宿に持っていくために、18時少し前には会場を出て出てタクシーを拾います。タクシーは親切にも階段のすぐ下まで来てくれました。2箱の段ボールを宿まで搬送して一休み。これでシュピールは終了です。

宿で少し休憩してからタナカマさんに連絡を取ると、中央駅近くのホテルに宿泊しているメビウス夫妻部屋での集まりに誘ってくれました。突然なのに誘ってくれて嬉しいです。メビウス夫妻、タナカマ夫妻、みなまるこ夫妻、こみさん、そしてカルカソンヌの優勝者もいます。あっきーさんにご馳走になったワインがフルーティーで美味しい! これはこの時期にしか採れない Feder-Weisser というワインだそうです。キャップに穴が空いていて横に倒せないらしいです。



スカイランド Skylands
Skylands20181028.JPGパーティー終了後に、メビウス親父こと能勢さんと、タナカマさんと3人で1ゲームしました。クイーン出版の「スカイランド」という新作です。アクションを選んで、生産して、タイルをドラフトして、というゲームですが、あまり覚えていません。結構良かったと思います。

結果:メビウス親父 48、タナカマ 46、自分 37



予想通りというか、最終のUバーンは既になく、またもや深夜バス NE1 にお世話になることになりました。料金が昼間のトラムと同じというのが良いです。深夜バスが使いこなせるようになれば、エッセンも一人前かもしれません。

遊んだゲーム
ルクニ Rukuni
ファスト ショット Fast Shot
スカイランド Skylands


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10月29日 月曜日 (エッセン・デュッセルドルフ)

この日は休息日です。洗濯をし、また荷造りをして郵便局からゲームを送る準備をします。そのあと、近くの食料品店やショッピングモールでゲームを物色します。

夕方からはショウコさんとハンナに会いに、デュッセルドルフまで出掛けました。Altenessen の駅に来てから、シュピールの期間中ずっとやっていた、エッセンHbfとデュイスブルグHbfのあいだの工事が朝4時で終了していることを知り、つまりこちらを迂回していた列車がすべてなくなったのでかなり待つはめになりました。プラットフォームでゲームの袋を持っていた人がいたので話しかけてみると、ブラジルからシュピールに初めて来たそうで、デュッセルドルフ空港から帰るところだそうです。ブラジルのゲーム事情などを聞くのも楽しく、やはり同じボードゲーマー同士、車内でも話が弾みました。

Feder-Weisser20181029.JPGデュッセルドルフからUバーンで1駅目の Oststraße でショウコさんと待ち合わせ。前日のタナカマさんたちのパーティーでの残り物を持っていったら、それがそのまま夕食になりました。途中、近くのスーパーマーケットに前日のパーティーでご馳走になったのと同じ Feder-Weisser というワインを買いにいきます。またひとつ美味しいものを発見した気分です。なんだかんだで話し込んでしまい、結局最終のRE3で帰宅します。このとき、往路で使わなかったチケットが使えるかなあとショウコさんに聞くと、ちゃんとバリデイト(刻印)をすれば問題ないよ、と言われたのでそうしました。どうせ検札はこないだろうと思っていると、こういうときに限って検札が来て訝しげに自分の切符を眺めます。なんとその切符は買ったときに既にバリデイトされて時刻が示されているというタイプだったのです。そうとは知らなかったんだと色々と説明したら、なんと許してもらえました。罰金を払う覚悟でいたので、本当に良かった! なお現在は罰金80ユーロだそうです(ショウコさんによる)。00:22 Altenessen着。そこからは徒歩10分でホテルです。

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10月30日 火曜日 (エッセン→デュッセルドルフ→マーストリヒト)

エッセン滞在の最終日。タクシーを使って郵便局から日本への荷物を2箱送ります。これが毎度のことながら一仕事です。去年のアストリア・リゾートホテルだと郵便局までなんとか自力で運べるのですが、カイザーウィルヘルムパークからはさすがに遠すぎるので、タクシーを使いました。でも2回のタクシー代を含めても、シュピールの会場から送るよりはずっと安いのです。

ZollvereinTram20181030.JPGその後、時間があったので久しぶりにツォルフェアアイン炭鉱業遺産群に行きます。このとき気が付いたのですが、Altenessen Bfからのトラムの系統番号が昔と異なっていました。106から108になっています。とにかく107に乗り換えて Zollverein へ。トラムの停留所まで洒落たデザインです(写真)。炭鉱をじっくり回る時間はないので、主にレッド・ドット・デザイン博物館を見学しました。ツォルフェアアインに来るのは、2011年と2012年以来3度目ですが、デザイン博物館は2011年以来2回目です。

RedDotDesignMuseum20181030.JPG入り口を入ってすぐのところに釣り下がっているクルマの展示は同じですが、ほかの展示品はかなり異なりました。以前はもっと日本製のデザインの展示も多かった記憶がありますが、ほとんど日本のデザインがなく、代わりに中国と韓国の存在感が大きかったのは時代の流れでしょうか。本当に様々なもののデザインを扱っていて、変わったものではセックス・トイまで展示してありました。

MittenInEuropa20181030.JPGスーツケースを取りにホテルに戻ったら、いよいよ出発です。エッセン中央駅からデュッセルドルフ経由でオランダのマーストリヒトのキャメロンの家に向かいます。さらばエッセン! ふと気がつくと、エッセン中央駅 Hbf には「エッセンはヨーロッパの中心 Essen - mitten in Europa」という新たなメッセージが書かれています。そんなに大きく出ていいのか、エッセン? ニュージャージー州トレントンの「トレントンが物を作り、世界がそれを享受する Trenton makes, the world takes」という寒々しいメッセージを思い出してしまいました。

デュッセルドルフを経由したのは、昨日渡し損ねたお土産をショウコさんに渡すためです。去年もショウコさんを訪ねに来ていたケイちゃんも一緒に、デュッセルドルフHbf にあるバーでみんなでビールを飲みました。1杯飲んだらもうオランダのマーストリヒトに住むキャメロンの家に向けて出発です。まずは16:49発のRE13フェンロー行きに駆け足で乗り込みます。オランダは2010年と2011年にアイントフォーヘンを訪ねて以来です。

SmullersVenlo20181030.JPGフェンロー Venlo 着18:26で乗り換えてフェンロー発18:03まで7分しかありません。間に合うかなあと思っていたら、乗っていた列車が遅れて、到着した途端にみんな猛ダッシュで隣のプラットフォームに走っていきます。自分も重いスーツケースを転がして走るのですが、階段は無理と思いエレベーターを使ったら、目の前で発車してしまいました。まあ次の列車は30分後の18:33なので良いか。そのあいだに Smullers という店からハンバーガーとポテトをテイクアウトしてプラットフォームの待合室で食べます。ポテトのソースが4種類くらいあり、そのうちソテーソースを選んだら美味しかった! このあとは順調にRoermondでもう一度乗り換えてマーストリヒト Maastricht に19:34到着。

Line8Bus20181030.JPGキャメロンの指示通りに、駅前のバスターミナルから20:09発の8番のバス乗ります。実際はバスではなくて10人くらいしか乗れないミニバンだよ、とは聞いていたのですが、8番という表示がなく、英語のわからない運転手(オランダにしては珍しい気がする)になんとか8番のバスだということを確認してから乗車します。もう1人いた乗客は5分後には降りてしまい、自分1人になってしまいました。さらに降りるバス停の名前 Hotel Bergrust を言ってもわからないみたいだし、バス停で撮ったバスの路線図をカメラごと見せてここに行きたいと説明すると、指でスワイプしたり拡大しようとします。いや、そういうことはできないんですよ、普通のカメラなので! とにかく不安になります。バスはしばらくは市街地を走っていましたが、それを過ぎてからは暗い道をどんどん森の奥に進んでいきます。バス停の名前もわかってないらしい怪しい運転手と暗い森の中の道。バスの中も真っ暗です。これは森の奥深くに連れられて殺されるのでは! と一瞬思ってしまいます。バス停 Hotel Bergrust でキャメロンが待っていてくれてホッとしました。何故かバスは無料でした。この旅行でキャメロンに会うのは、マドリード、エッセンに続いて3度目になります。妻のヘレンにも再会し、みんなで夕食を食べました。昔はホテルだったという家で、非常に広いです。

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10月31日 水曜日 (マーストリヒト)

ViewFromCameron'sHouse20181031.JPG朝起きると、周りは非常に静かで、窓からの景色が素晴らしいです(写真)。キャメロンに予備の自転車を借りて、2人でマーストリヒトの南側にある洞窟 Grotten Noord を訪ねます。自転車は平らなオランダにはぴったりの乗り物で、風を切って走るのが気持ち良いです。ほとんどの道に自転車専用レーンがあり、また自転車はクルマよりも優先されるので、クルマを待つために止まる必要もありません。なんでも、キャメロンが言うにはもしクルマが自転車と当たって事故が起こったら理由に関わらずクルマの持ち主の責任になるそうです。

GrottenNoord20181031.JPG洞窟 Grotten Noord は広大で、ベルギーまで続いているそうです。そのごく一部をツアーガイドと一緒に見ました。なかは、昔の人が石を切り出した跡や、いろいろな芸術家が描いた壁画がたくさんありました。これらの保護のために個人での見学は不可能で、必ずツアーガイドが必要だそうです。

Vlieg-er-uit20181031.JPG帰りには教会を改装したお洒落な本屋や、ゲームショップ2軒に寄りました。Vlieg-er-uit という店で、店員のオランダ人に999ゲームズの読み方を聞いてみるとナインナインナインで良いみたいです。

Eggs20181031.JPG帰りに食料品を買いに一緒にスーパーマーケットに行きました。ふと、昔、アイントフォーヘンを訪ねたときの記憶がよみがえり、「オランダはなぜか7個入りの卵パックがあるんだよ」というと、オランダに引っ越してきたばかりのキャメロンは知らないと言います。探してみると、7個入りどころか、3個入り、4個入り、6個入りまでさまざまなパッケージがありました。7個はパン屋の半ダースっていうことなのでしょうか?

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11月1日 木曜日 (デン・ハーグ)

Bike20181101.JPGキャメロンと一緒に、デン・ハーグのエッシャー美術館に行きました。キャメロンはマーストリヒトからなら2時間くらいだよと言っていましたが、実際には列車に乗っている時間が2時間40分、さらに駅まで自転車で30分なので、片道3時間以上はかかりました。さらに出発したのが昼近くと遅く、美術館は17時に閉まるのでちょっと時間の使い方としては勿体無かったと思います。でも自転車は気持ちが良いし、美術館は素晴らしかったので良いのですけどね。

12:01発アルカマー Alkmaar 行きのインターシティでユトレヒト Utrecht に13:56着、乗り換えて 14:00発でデン・ハーグ Den Haag には 14:39着です。列車の中ではエッセンで買ったばかりのアブストラクトゲームを遊びました。



リンゴー Ringo
Ringo20181101.JPG「リンゴー」はシュテフェンシュピールから出版された、ディスクとリングを使ったボードのない4目並べです。どちらかを縦横斜めに並べれば勝利です。ここまでは「デュプロライン」に似ていますが、その他のルールやプレイ感覚はかなり異なります。最初はリングを8個並べた状態でスタート。ディスクを自分のリングのどれかに配置し、そのあと今ディスクが置かれたリングを別の位置に移動します。リングは他のリングに縦横で接するようにしか動けません。4回遊んで3勝1敗でした。

結果
1戦目:自分 勝利、キャメロン 敗北
2戦目:自分 勝利、キャメロン 敗北
3戦目:自分 勝利、キャメロン 敗北
4戦目:キャメロン 勝利、自分 敗北



EscherMezquita20181101.JPGデン・ハーグに到着。さすがに空腹だったのでアルゼンチン風のタパスのレストランで食べていたら意外と時間がかかり、もう15時半近く。結局エッシャー美術館には1時間半しか滞在できませんでした。エッシャーの様々な版画はもちろん、彼の世界を具現化した色々なモデルなどもあって、一応一通りは見られたのですが、じっくりと見るには時間が足りませんでした。これは、またいつか再訪したいものです。(写真はエッシャーが描いたコルドバのメスキータ。10月18日参照)

Escherfotos20181101.JPG土産物屋でエッシャーのTシャツを買ったときに無料でもらった冊子は、エッシャーの個人的な友人が撮ったエッシャーの日常の写真集と昔話で、すごく良かったです。立派な売り物になりそうな内容です。帰りはデン・ハーグ 17:23発で同じ経路で戻ってきました。家に戻ったのは21時半過ぎ。やっぱり日帰りではちょっと遠いですね。往復8時間なら滞在時間がせめて4時間くらいは欲しいものです。

それにしても2日間、マーストリヒトの中心部まで自転車で往復するのは良い運動になりました。キャメロンに何キロくらいあるのか、と尋ねると、3、4キロくらいだと思う、と言います。いや、そんなことはないだろうとグーグルマップで調べたら、8キロ以上。往復だけで16キロ以上になります。ちょっと色々なところに立ち寄ったらもう20キロでしょう。少し自転車が欲しくなりました。

遊んだゲーム
リンゴー Ringo

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11月2日 金曜日(ケルン)


Line8Bus20181102.JPG朝9時15分のバスでキャメロン&ヘレンの家を出発します。バスはクレジットカードのみということでしたが、なぜか自分のカードが使えず、代わりに見送りに来たキャメロンが出してくれました。後で気がついたのですが、10月末でクレジットカードの期限が切れていたのです。マーストリヒト10:08発から、ヘールレン Heerlen(10:37着、10:56発)、ヘルツォーゲンラート Herzogenrath(11:10着、11:14発)、アーヘン Aachen(11:31着、11:51発) と乗り換えてケルン Köln に 12:44 到着。マーストリヒトは地理的にはエッセン、ケルン、パリなどのあいだにあるので便利そうですが、小さな街なので何度も乗り換えなければたどり着けないのが欠点です。ヘレンは週に1−2回はケルンで仕事をしているそうで通うのが大変だと言っていました。

StoreLuggageKoln20181102.JPGスーツケースを預けるロッカーが現金のみでカードは不可というのが、ノルウェーと対照的です。9番のトラムに乗って終点の Sülz Hermeskeiler Platz で降り、ポーランド人の友人ミレナの家に向かいます。3年前に再開した以来ですが、ちょうど3週間くらい前に子供が産まれたばかりだということで、滞在は短時間だけ。

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11月3日 土曜日 (ケルン→ミュンヘン)

KolnMesseDeutz20181103.JPG朝1番の列車に乗ろうと思っていたのですが、カードが期限切れでユーロが引き出せないので、手持ちの日本円を交換するために、為替両替のブースが開く8時まで待たなければなりませんでした。その直後に切符を買ったので、隣りのケルン・メッセ・ドゥーツ駅 Köln Messe/Deutz を8:44発のICE529です。ミュンヘンHbfには13:07着。それまで、ぐっすりと眠っていました。

Sauter20181103.JPGミュンヘンに住む友人夫妻(ナタリア&ディルク)の家に到着。翌日は日曜でドイツでは店の大半が閉まるので、夕方は友人夫妻と一緒に買い物に出ます。母のリクエストでカールツヴァイスの双眼鏡が欲しいと言ったら、ディルクが Sauter という専門店に連れて行ってくれました。なんと新古品の双眼鏡セールをやっていてラッキーです。あとはナタリアおすすめのロシア製のチョコレートを買ったりしました。

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11月4日 日曜日 (ミュンヘン)

Autobahn20181104.JPGナタリアとディルクに連れられて、クルマで近郊のマイジンガー・ゼー Maisinger See という湖まで行きました。途中のアウトバーンは中央分離帯に樹木が植えられていて、アメリカのメリット・パークウェイとかBWパークウェイみたいです。ディルクによれば、ドイツではこういう風に樹木が植えられているのは稀らしいです。ミュンヘンを出ると速度無制限になり、一番左の車線は恐ろしい速度のクルマが過ぎていきます。

MaisingerSee20181104.JPGマイジンガー・ゼーの周りをのんびりと歩きながら一周しました。気持ちが良い場所です。帰りは途中でクルマをFürstenried West という駅の駐車場に駐めて、Uバーンで帰宅しました。ナタリアがこの近辺で働いているらしく、地下鉄とクルマを乗り継いで仕事に行けるようにということらしいです。パーク&ライドならずライド&パークだと言っていました。なるほど。




リカーーーリング Recurrring
Recurrring20181104.JPG夜は、長男のレオンも一緒にみんなでリカーーーリングを遊びました。以前プレゼントしたときに非常に気に入ってくれて、よく遊ぶそうです。3ディール戦のあとにおまけで1ディール遊びました。みんな強い!

結果
1ゲーム目(3ディール):ディルク 28、ナタリア 21、レオン 18、自分 15
2ゲーム目(1ディール):ナタリア 11、自分 8、レオン 4、ディルク 4



DIYSaunaCraftSet20181104.JPGフィンランドのお土産として、アーリッカの人形キットをプレゼントしたら、レオンは早速苦心しながら作っていました。フィンランドらしくサウナをテーマとした人形です。気に入ってくれてよかった。

遊んだゲーム
リカーーーリング Recurrring

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11月5&6日 月&火曜日 (帰国)

5日の朝に、ナタリアとディルクにさよならを言って、出発です。いよいよヨーロッパともお別れです。ミュンヘン空港はU2で終点の Feldmoching でS1に乗り換える方法と、中央駅まで出てS1かS8のどちらかで行く方法があります。中央駅の乗り換えならエスカレーターがあるからそちらが良いのではと言われたのでそうしたのですが、エスカレーターが壊れていて大変でした。でもたまたまいた人が荷物を階段で運ぶのを助けてくれました。S1で空港に向かいます。

LOTMunchenAirport20181105.JPG初めてだと思われるLOTポーランド航空352&79便で、ワルシャワ経由で成田に向かいます。LOTポーランド航空では23キロまでのスーツケースを2つチェックインできるのですが、それを合わせて1つで46キロまでということはできないそうです。自分のを測ってみたら30キロでした。オーバーしていることは予期していたので、中から重そうな書類や本などを7キロくらいだろうと思うまで手荷物にします。そして再びスーツケースを計るとなんと22.9キロ。これで問題は解決しました。この作業のあいだ、お土産に買った大量のロシアのチョコレートをナタリアの家に忘れてきたことに気がつきました。今から取りに戻れないので空港で慌ててチョコレートを買います。

Misa20181105.JPGワルシャワ空港では、Misaというポーランドのレストランで食事をしました。久し振りのポーランド料理はなかなか美味しかったです。またポーランドにも行きたいですね。

LOTLunch20181105.JPGいよいよ成田に向かいます。機内食には、なんと生姜と卵焼きと枝豆だけという取り合わせの怪しいパックがありました(写真の左中央)。いろいろな機内食を見てきましたが、これはなんともすごい取り合わせです。

Narita20181106.JPGどうも成田に朝一番に到着する便らしく、空港の手荷物受け取りはガラガラでした。こうして無事に自宅に到着しました。正直に言うと、帰りたくなかった、もっと旅を続けていたかった、という気持ちだったのですが、そうもいきません。でも、北欧、ジブラルタル、マドリード、エッセンと行きたいところ行ってきたという充実感があります。毎度のことですが、友人や知人の家を訪ねて、ヨーロッパの現地の生活が見られるというのは貴重な体験です。来年も楽しみです。(完)

BirthdayCake20181106.JPGおまけ:帰国日はちょうど自分の誕生日でした。




追記:なお、帰国後に少々体調を崩し、さらにゲームマーケットの準備に追われてしまい、レポートの掲載が大変遅くなってしまいました。また、ラップトップが壊れたので旅行中にほとんど何も書けなかったことも原因です。そしてラップトップはまだ壊れたままです。でも、そのあいだにヘルベチクの方が、なんと「禅マスター Zen Master」をプレゼントとして送ってくれました。これは嬉しい!

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購入ゲーム

Games-All2018.JPGすべてのゲーム


Games-Knizia2018.JPGクニツィアのゲーム


Games-Finland2018.JPGフィンランド(ヘルシンキ&トゥルク)で手に入れたゲーム


Games-Spain2018.JPGスペイン(コルドバ&マドリード)で手に入れたゲームとパズル

Games-Nestor2018.JPGネスターミーティングで手に入れたゲーム

Games-France2018.JPGフランス(パリ)で手に入れたゲーム

Games-Helvetiq2018.JPGヘルベチクのゲーム。プロモアイテムのチームアップの台や、後から送ってくれた「禅マスター」もあります。

Games-Wooden2018.JPG新作アブストラクト(主に木製)ゲーム

Games-UsedAbstract2018.JPG中古アブストラクトゲーム


FreeMagazines2018.JPGおまけ:プレスルームにあった無料のゲーム関連雑誌3種

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購入ゲーム一覧

(ヘルシンキ)
Go Go Eskimo
Dragon Master
Hurjan Hausa Autokilpa
Muumipeikon Kalaretki

(トゥルク)
Blue Lagoon

(コルドバ)
ドミノセット
スペインのトランプセット

(マドリード)
パズル2種
スパニッシュデッキ4つ

(パリ)
Camelot (thick box)
Tresor des Dragons
Diceland
John Silver

(シュピール0日目)
Karate Tomato
El Dorado: Helden & Dämonen
Sabrina Stachelschwein

(1日目)
Brains Family
Brains
Forbidden City
Heckmeck Deluxe
El Dorado: Promo Pack x3
Wer war's? Limitierte Jubiläusausgabe
Grimaffen
Narabi x5
Heckmeck Extrawurm (new box)
Heckmeck Junior (flat box)
Modern Art (Dicetree)
Kariba x3

(3日目)
Puerto Rico: Das Kartenspiel
Schotten-Totten
Equilibrix Connect
Hakenschlagen
Azul: Staind Glass of Shintra
Azul: Tile Set 1
Azul: Tile Set 2

(4日目)
Blue Lagoon (Blue Orange)
Spring Rally
Smartphone Inc.
WTF
Fast Shot
Modern Art (Oink)
Team Up!
Ringo
Zwoggel
Green Box of Games
Blox
Sudoku: Das Brettspiel (Yellow Box)
Contra
Octago
Gyges
Quader
Aromat (kit version)
Pick-a-Dog x2
Gipsy King
Te Kuiti
Say Cheese!
Sioux
Mondgewitter
Pingvasion
Digit
Find die Liebe
Find den Morde
The Mind


ネスターミーティング 2018

Madrid20181001.JPG今年で4回目となるネスターミーティングです。より多くの人が参加できるようにと、これまでのサラゴサではなく、首都マドリードで行われました。ネスターミーティングの前には、ワシントンDC時代の同居人マイクとノルウェイを1週間ほど旅行することになり、ネスターミーティングの1週間後にはエッセン・シュピールが待っています。ノルウェイ、ネスターミーティング、シュピールの3つを軸に、これまでで最長と思われる5週間の長旅になりました。

ノルウェイは今回が初めての訪問です。物価が高くて有名なノルウェイですが、2人ならばレンタカーやホテルもある程度は割安になるのではと期待して、フィヨルドとオーロラを目当てに計画を立てました。

ノルウェイの前には、去年訪ねて気に入ったヘルシンキに、ノルウェイからネスターミーティングまでの数日はスペイン南部のジブラルタル海峡に行くことにしました。そして、エッセンのあとはドイツとオランダ在住の友人を4人訪ねてミュンヘンから帰国というルートです。以下が計画です。

計画
10月1日 羽田からドーハ経由でヘルシンキへ
10月1日-10月4日 ヘルシンキ滞在
10月5日-10月14日 マイクとオスロで合流しノルウェイ旅行
10月14日 オスロでマイクと別れ、ロンドン経由でジブラルタルへ
10月14日-10月18日 ジブラルタル(ラ・リネア)
10月19日-10月21日 マドリードでネスターミーティング
10月24日-10月28日 エッセン・シュピール
10月29日-11月5日 デュッセルドルフ、マーストリヒト、ケルン、ミュンヘン
11月5日-11月6日 ミュンヘンから成田へ帰国

3回の飛行機とヘルシンキやエッセンの宿泊先は予約したものの、それ以外は旅行しながら徐々に決めていきました。ノルウェイはさすがに2人旅なので責任を感じ、列車やレンタカー、そして宿泊の7割くらいはあらかじめ予約しておきました(というより、マイクが心配して色々予約してくれた)。

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10月1日 月曜日 (深夜の出発)

HanedaDelay20181001.JPG台風24号が日本列島を縦断中。これでは飛行機は飛ばないと思っていたら、遅延するようです。本来、カタール航空813便は0:01発なのですが、羽田空港のウェブサイトだと6:40、そしてカタール航空のサイトだと7:00になっています。いずれにせよ、出発は早朝なので、友人に夜中の2時頃に空港まで送ってもらいました。風が強く、第1京浜にはゴミ箱や屋根が吹き飛ばされて転がっていました。遅延の代償としてもらったバウチャーですが、ほとんどの店が閉まっていたので、使えるのはうどん屋1軒だけでした。そこで2人で食べた夜食のうどんは美味しかったです。送ってくれた友人には感謝です。

MtFuji20181001.JPG初めて使うカタール航空です。台風一過で、機内から横浜港や自分の自宅、そして富士山がはっきり見えます。前回のエミレーツのときも思いましたが、中東系の航空会社は機内食が美味しいですね。機内のコンパスが常にメッカを指しています。ただ、中東経由だとヨーロッパに行くにはかなり遠回りなので時間がかかります。昔のアンカレッジ経由とどちらが遠いのだろうか、などと考えていました。ドーハで乗り換え、本来は301便のところ、307便ですが、同じカタール航空で別の便があって良かったです。ヘルシンキ空港に23時頃に到着し、ホステル・ディアナ・パーク Hostel Diana Park に無事たどり着きました。



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10月2日 火曜日 (ヘルシンキ)

Suomenlinna20181002.JPGホステルで勧められた Johan & Nyström で健康的な朝食をとり、その後、船に乗って近くのスオメンリンナ Suomenlinna という島に行きました。ヘルシンキを守ってきた要塞で、北のジブラルタルと呼ばれているそうです。残念ながら、おもちゃ博物館は閉まっていました。

AtelierKamome20181002.JPG昼食は、去年も訪れた ラヴィントラ・カモメ Ravintola Kamome とアテリア・カモメ Atelier Kamome (写真)で、サーモンを食べ、コーヒーを飲みのんびり過ごしました。店員の方がこちらのことを覚えていてくれて、色々と楽しい話を聞けました。帰りにトラムに乗って運転手に2ユーロ50セントを払おうと思ったら、もう現金は受け付けないとのこと。この1年間で現金払いは廃止になってしまったようです。北欧は特にキャッシュレス化が著しいですね。仕方なく歩いて町に戻りました。

KotiharjunSauna20181002.JPG夜は楽しみにしていたサウナに行きました。一番古いサウナと言われているコティハルユンサウナ Kotiharjun Sauna です。中の施設は結構綺麗です。徐々に現地の人とも打ち解けて、最後には背中を葉っぱで叩いてもらいました。これは気持ちが良いね。仲良くなったヤンネさんに近くのバーに連れて行ってもらい、一緒にビリヤードをしました。8ボールや9モールを遊びましたが、なかなか強く、僅差で負けてしまいました。また、「フィンランド人は森の人々だ、誰でも好きにキノコやベリーを取って食べて良いんだよ」と言っていました。さらには「ソンパサウナというサウナがとても良いから行ってみろ、良かったら明日俺が連れて行ってやる」とのこと。これはちょっと楽しみです。

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10月3日 水曜日 (ヘルシンキ)

CityMarket20181003.JPGホステル近くのEkbergで朝食をとり、ゲームショップ巡りに出かけました。まずは去年探すのに苦労したサブウェイ(サンドイッチ)の店内を通った先にあるファンタジアペリト Fantasiapelit、そしてカンピ Kampin Keskus の3階にあるラウタペリト Lautapelit を訪れました。色々話して得た情報により、地下鉄でRuholahtiへ向かい、Citymarketというショッピングセンターでムーミンのゲームなどいくつかクニツィアのフィンランド製ゲームを買えました(写真)。さらに Puolenkuunpelit (Halfmoon games) を探しにパシラ Pasilaにまで行きましたが、これは別の町の地図と勘違いした情報だったようで徒労に終わりました。

Ramen20181003.JPG夜まで時間があったので、ラヴィントラ・カモメで新しいメニューだというラーメンを食べてみました。自分には少々味が濃かったのですが、体が温まります。冬が寒いフィンランドには良い日本食かもしれません。あと、カフェで食べた Karjalen Pie というフィンランドのパイが素朴で美味しかったです。

昨日サウナで知り合ったヤンネから「風邪を引いた」というメールが来たので、「無理をしないでください」と返事をしたら、なんと「今から迎えに行く!」というメッセージ。なんとも責任感がある人です。こうして、ソンパサウナに行くことができました。途中、工事現場で人の気配がない一帯を延々と進んでいき(後で分かったのだけど、この辺りの地名がソンパらしい)、これはもしかして殺されるのでは、と思っていたら、掘建小屋が現れました。埋め立てた埠頭の先にある、といった場所で、なんともすごいところにあるサウナらしいです。風邪をひいているという彼は笑顔で戻って行きました。

Sompasauna20181003.JPGソンパサウナ Sompasauna は男女共用で脱衣所は外、そして無料です。混浴ならぬ混サウナです。ヒッピーっぽい雰囲気でなかなかすごい場所でした。英語やドイツ語も聞こえてきたので、案外インターナショナルなのかもしれません。帰りはどうしようかと思っていたら、ドイツからの留学生男女2名が一緒に地下鉄の駅まで歩いてくれました。フィンランドのサウナ文化は奥が深いです。

http://www.sompasauna.fi/


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10月4日 木曜日 (ヘルシンキ→トゥルク)

Casagrande20181004.JPGホステルで6ユーロの朝食をとり、港に行ったり市立博物館を見学して過ごします。そして、中央駅から列車で西のトゥルク Turku へ。13:37発、14:34着なので2時間の旅です。トゥルクでは、頼まれていたマリメッコ以外にも、カサグランデ Casagrande というゲームショップを偶然見つけました。なんとヘルシンキにはなかったクニツィアのブルーラグーンがあって、もしエッセンになかったときのためにと買ってしまいました。店のおばさんがとても親切で、トゥルクのファンダジアペリの場所を詳しく地図で教えてくれました。アメリカゲーム寄りなのはヘルシンキ店と同じですが、プレイルームがあって、RPGやマジックに勤しむ地元のプレイヤーの熱気に触れました。

TurkuSatama20181004.JPGトゥルク駅へ戻り、一駅だけ乗って終点のトゥルク港駅 Turku Satama へ向かいます。駅を降りるとその先端に乗るべき船が見えてきます。ここから夜行船シリヤライン、バルティックプリンセスでストックホルムへ。去年使ったバイキングラインより豪華だと聞いていたのですが、短距離なためかあまり豪華ではありませんでした。今回も一番安い部屋を予約したのですが、船底ではなく最上階9階の9702号室でした。もちろん窓はなく景色は見れませんが。

BalticPrincessSauna20181004.JPGまずは出港の雰囲気に浸ろうと甲板に出ます。ほとんど人がいないのは良いのですが、船の前半部分は立ち入り禁止なのは残念です。続いて一番下の2階にあるサウナに向かいますが、利用者は皆無でひとりで独占状態です。船の出航が20:15、到着が6:10なのに経営時間が20:00-23:00と8:00-18:30とあまり噛み合っていないのが不思議です。停泊中にトラックドライバーが来ると言っていましたが、どうなのでしょうか。サウナのあとは船内のしょっぱいだけの食事を済ましてさっさと眠ります。

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10月5日 金曜日 (ストックホルム→オスロ)

StockholmC20181005.JPG早朝5時半に起床。船は定刻通り6時過ぎにスウェーデンのストックホルムへ入港。去年、バイキングラインが出港したのとは異なりヤーデル Gärdet という地区にある港です。ヤーデル駅まで歩いて地下鉄でストックホルム中央駅へ。そこからオスロ行きのIntercityに乗ります。8:35発、15:09着なので約6時間半の長い旅です。北欧の首都同士を結ぶというのに1日3便しかないのは時間がかかりすぎるからかもしれません。でも景色は素晴らしいです。売店で買ったイケアで売っていそうなエビのサラダ Raksmorgas も美味しく、夜のためにアーティチョークのサラダも買っておきました。

FromTrain20181005.JPG列車はノルウェーに入るとグロンマ川沿いに下っていき、ほどなくオスロ中央 Oslo Sentral に到着。両替したり、市内交通を調べたりします。市内交通(トラム、バス、地下鉄)は1回35クローネ(1クローネ=14円)と高めですが、3回以上使うならば105クローネの1日券が割安です。トラムで Birkelunden で降りて、宿泊先の Anker Apartment に向かいます。綺麗なのですが、ちょっと収容所みたいな雰囲気のホステルです。

AnkerHostel20181005.JPG夜は再び市内に出て安くて手頃な夕食を探すのですが、予想以上に物価が高くてお腹は減るばかり。乞食になった気分です。結局サブウェイで12インチ(1フット)のチーズ&ステーキを購入し136クローネでした。店員に「ノルウェーの人は安い外食を求めてどういうところに行くの?」と聞くと、「ここ、サブウェイだよ」との返事。普段なら半分の6インチを買うのですが、割安な12インチを買って半分は翌日の朝食にしようという魂胆です。

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10月6日 土曜日 (オスロ)

Kebab20181006.JPGサブウェイの残りと列車で買ったアーティチョークのサラダで朝食。チェックアウトして今夜宿泊する トゥーエン Tøyen 駅付近のセントラル・シティ・アパートメント Central City Apartments に移動します。ほどなくして、ワシントンDCから友人のマイクが到着して再会。これから9日間、2人でノルウェイを旅するのです。

まずは宿泊費を支払うのですが、通常はカード払いのみで、もし現金だと2000クローネのデポジットが必要になるとのこと。マイクも自分も現金主義なので了解して、料金の240クローネに対し、250クローネ支払うと、なんとホテルには現金がなく、つまり10クローネのお釣りがないので、隣りのセブンイレブンで両替してきてくれとのこと。これにはちょっと驚きました。午後は2人でオスロのダウンタウンを散策し、夜はケバブを食べました。さらに驚いたのはマイクがついにスマートフォンを買ったことです。

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10月7日 日曜日 (オスロ)

MunchScream20181007.JPGマイクと一緒にオスロの美術館や博物館をいくつか訪問しました。宿泊したアパートメントの近所にあるムンク美術館 Munchmuseet、そして中心街にある国立美術館 Nasjonalgalleriet と美術館巡りをしたあと、バスでビィグドイ Bygdøy 地区に行き、ヴァイキング船博物館 Vikingskipshuset やフラム号博物館 Frammuseet と海洋系の博物館を見学しました。オスロ市街に戻ってゲームショップのアウトランド Outland に行こうと思ったら迷ってしまい、たどり着いたらちょうどしまっていたところでした。日曜なので18時閉店だったのです。残念! また6日後にオスロに戻ってきたときに時間があったら来られるかもしれません。夕食はドブレハーレン Dovrehallen という古風なレストランで今夜の出発の前祝いとなりました。

OsloNSB20181007.JPGそして、オスロ中央駅23:06発の夜行でトロンハイム Trondheim へ向かいます。よくあるクシェット(簡易個室)ではなく、しっかりと鍵が閉まる個室で、洗面所もついており居心地は良かったです。ドアの外には景色を眺めながらくつろげるように折り畳み式のテーブルとベンチまでありました。

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10月8日 月曜日 (トロンハイム)

Brunost20181008.JPG朝、6:04にトロンハイム着。駅のトイレはなんとクレジットカード専用でびっくり。散歩がてらに、ニーダロス大聖堂 Nidaros Domkirke に行きましたが、入場料として100クローネ(1400円くらい)を徴収することにカトリックであるマイクは驚いていました。日本の寺院は入場料を取ることろはあるけど教会や大聖堂で入場料を取るところはあまりないかもしれません。その後、間食用にノルウェイの名物のトマト味の鯖缶や黒いチーズを買います。黒いチーズは Brunost というらしく、厳密にはチーズではないようです。

RentalCar20181008.JPG今回ノルウェイでは2回レンタカーを借りることになっていますが、今日はその1回目。ヨーロッパだけあってマニュアル車で、ナビゲーションもありません。目的地のクリスチャンスン Kristiansund (クリスチャンサン Kristiansand ではない)とアトランティックロードに向かって一路西へ。E6とE39経由で途中には島と島をつなぐ長大な橋やトンネルがあり、さらにフェリーで渡る箇所もあります(HalsaとKanestraum間)。フィヨルドに道路を通すので橋とトンネルだらけなのですね。トンネルは路肩がほとんどなくて狭いので、高速で対向車とすれ違うのが最初はかなり怖いです。

AtlanticRoad20181008.JPGクリスチャンスンを過ぎて、さらに西へ。ようやくアトランティックロード Atlanterhavsvegen に入りました。アトランティックロードは島々をつなぐ先が見えない急勾配の橋もある8キロ強の長さの道路で、運転するのが楽しい場所です。存在は知っていたのですが、実際に来るとフロリダキーズっぽい感じもします。天候によってはそうとう危険な道路でしょう。

Map20181008.JPGやはり今後のためにも紙の地図が欲しいということになり、帰路にクリスチャンスンのショッピングモール AMFI Storkaia Brygge に寄って地図を買いました。229クローネとちょっと高めですが線路も載っているので、以後の鉄道&ドライブ旅行に大いに役立ちました。トロンハイムに戻ってレンタカーを返却し、夕食は地元のハンバーガーショップで「シークレットバーガー」を食べました。シークレットソースが入っているそうで美味しかったです。Pホテルという駅前の宿に投宿。

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10月9日 火曜日 (トロンハイム→ボードー・北極圏!)

TrondheimNSB20181009.JPGこの日は1日かけてトロンハイム Trondheim からボードー Bodø まで列車で移動です。7:38発、17:32着なので10時間の長旅ですが、フィヨルドの絶景が続き、途中からは北極圏に入ります。マイクはこの列車の座席予約でかなり念入りに座席の向きやら、窓枠の有無を研究していました。その甲斐あって、窓から素晴らしい景色を堪能できました。この区間は夜行にしないで良かった!

ViewFromNSB20181009.JPG売店のコーヒーは33クローネでしたが、2杯目のおかわりは5クローネだということで、それをフルに活かしてコーヒーばかり飲んでいました。試しに3杯目も5クローネなのかと思いましたが、おかわりは1回だけだそうです。でも1回だけオマケしてくれました。

BrokenMacBook20181009.JPGここで事件が起こります。Mo i Rana という風変わりな地名の駅の辺りで列車が左右に大きく揺れて、テーブルに置いたラップトップのコンピューターが落ちてしまったのです。打ち所が悪かったのがディスプレイには縦線しか映りません。中身が無事かどうか心配ですが、ジタバタしても仕方ないので景色を楽しむことにしました。

Bodo20181009.JPG地図とにらめっこしていたら、いよいよ北極圏(北緯66度33分)に入りました。右手には北極圏を表すモニュメントが見えます。この辺りは標高も高いらしく、雪が積もっています。でも終点のボードーが近づいてきて標高が下がると雪は無くなりました。思ったよりも寒くありません。最北の駅、ボードーに到着。(併記されているのはサーミ語です)

ボードーのシティ・ホテル City Hotell にチェックインした後、コンピューターを直すべく、ショッピングモールへ向かいます。そこまでのボードーの市バスがなんと55クローネ(770円くらい)でびっくり。さらに現金では支払えず、クレジットカードのみでした。幸いコンピューターはディスプレイが壊れているだけで中身は無事。しかし直すには2−3週間かかるので、midiケーブルを買ってホテルのテレビに繋いで使うことにしました。

FijordRestaurant20181009.JPGボードーの中心部に戻っても、ほとんど開いているレストランはありません。ホテルの中のレストランなら開いているだろうということで、Radisson Blu の2階にあるフィヨルド Fjörd というレストランに入りました。スモークスープやサーモンのフィッシュ&チップスがすごく美味しく、ウェイターが色々と面白い話をしてくれました。確かギリシャ出身だったと思うのですが、「ボードーでもオーロラは見えることはあるよ、初めて見たときは感動した」とのこと。外は嵐の夜で、傘が壊れてしまいました。

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10月10日 水曜日 (ボードー→スボルバー)

RentalCar20181010.JPG現金が少なくなってきたので、銀行に行って円かユーロをノルウェー・クローネに換えてもらおうと思ったら、なんと銀行には現金がないとのこと。ホテルといいトイレといい銀行といいノルウェイのキャッシュレス化はすごいですね。観察していると現金で払っているのは常に僕ら2人だけです。

ボードー空港でノルウェーで2度目のレンタカーを借ります。今度はオートマティックですが、マニュアルにもできるという優れものです。4日間のドライブの1日目は、ボードーからE80、E6を経由してスボルバー Svolvær まで行きました。途中、EnganのKobbelv Vertshusで滝を見ながら昼食。長大トンネルは狭くて高速で走るのが怖いです。そのあと BognesからLodingenでまたフェリーに乗ります。

Svele20181010.JPGフェリーの中で、スヴェレ Svele とコーヒーを食べました。スヴェレというのはノルウェイのパンケーキですが、はるか昔、1992年くらいにミネソタ州の知人を訪ねた時に食べたことがあります。アメリカの食事にしては随分デリケートな感じの味だと思っていたら、ノルウェイの食べ物だと聞いたことがあります(ミネソタ州はノルウェイからの移民が多いので)。25年振りに食べたスヴェレは中に Brunost が入っていました。昔食べたものと同じかどうかはわかりませんが、素朴で優しい味です。

Breakfast20181010.JPGスボルバーはこじんまりとした観光地で、マイクは「箱根湯本みたいだ」と言っていました。夕食はメニューがすべて電子化されているレストランで、鯨の寿司と鯨のピザを食べました。宿泊はファスト ホテル ロフォーテン Fast Hotel Lofoten。なんと無人のホテルで、チェックインはモバイルで、鍵はやはり暗証コードをモバイルで受け取ります。部屋は綺麗なのですが(バスルームはノルウェイ式)、万が一何か起こったらどうするのだろう、と不安です。あと朝食が付いてくることになっているのですが、それはどうなっているのでしょうか。と、思ったら夜中に部屋の外に朝食を入れた袋がぶら下がっていました。誰が? いつのまに? いやー怖いホテルです。

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10月11日 木曜日 (スボルバー→トロムソ)

61A20181011.JPG朝から雨で、オーロラは見られないのだろうかと不安になります。無人ホテルの朝食を食べてから出発。この日はロフォーテン諸島をE10に沿って少しだけ西にドライブしてから、引き返し、E6とE8を北上してトロムソ Tromsø まで行きました。ロフォーテン諸島の西端はオー Å という1文字の名前の集落です。オーまで61キロという標識が61オングストローム (61Å) に見えてしまいます。本当はオーまで行ってみたかったのですが、時間の関係でやめました。

70N20181011.JPGトロムソ到着。夕食は宿泊先のバイキングホテル Viking Hotel で勧められた Suvi というレストラン(アーリントンのカフェアジアみたいな店だった)で済ませます。食費が本当に高いのですが、だんだん感覚が麻痺して驚かなくなってきました。夜はオーロラを見るために、2時間ほど仮眠してから夜中に出発します。ノールカップには行けないけれど、せめて北緯70度までは行こうということになりました。地図を見て、Ringvassøyaという島の北東まで走ります。マイクはひたすらGPSとにらめっこし、北緯70度に到達!! しかし空は曇っており、いくら待ってもオーロラは現れませんでした。

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10月12日 金曜日 (トロムソ→ナルヴィック)

TromsoParking20181012.JPGホテルの人が教えてくれた、アムンゼン像の裏にあるアートカフェで朝食をとり、北極圏博物館 Polarmuseet i Tromsø を見学します。そして、洞窟のような広大な駐車場(写真)からクルマを出して出発。E8とE6を通ってナルヴィック Narvik までひたすら走ります。ナルヴィックまでくれば、翌日は楽にボードーまで運転できるし、そのまま午後のフライトでオスロに戻るという算段です。ナルヴィックはノルウェイ最北の鉄道がある街ですが、その鉄道にはスウェーデンからしか辿り着けないというややこしいことになっています。

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10月13日 土曜日 (ナルヴィック→ボードー→オスロ)

ViewFromCar20181013.JPGナルヴィックから、一路ボードーを目指して南下します。SkarbergetとBognesの間はフェリー。ボードー空港でレンタカー返却。4日で1659キロ走行しました。17:50発のノルウェイ航空353便でオスロへ戻ります。翌日のフライトが早いので、今夜は空港至近のホテルです。空港はオスロの中心部からかなり離れており、時間もかかるので、オスロを再訪するのはあきらめました。さすがに2人とも運転の疲れが溜まっていたこともあります。空港のターミナルに戻ってなにか夕食を食べようと思いましたが、ほとんどすべて閉まっておりバーガーキングをテイクアウトしました。

ViewFromCar20181012.JPGノルウェーまとめ
物価:食料、市内交通(地下鉄、トラム、バス)、レンタカーは高額。道路で勝手に通行料が引かれる。国内線航空や長距離列車はリーズナブル。水は無料で美味しい、道端にも滝がたくさんある。キャッシュレス社会。高収入なので移民が集まる。食事はまあまあ。黒いチーズ Brunost やスヴェレ Svele は美味しい。フィヨルドはわざわざ見に行かなくても列車や車から十分見られると思う。オーロラは本当に運だのみ。そしてバイキング。

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10月14日 日曜日 (オスロ→ジブラルタル)

HeathrowDelay20181014.JPGオスロの空港で9日間一緒に旅をしたマイクと別れます。マイクは7:40のユナイテッド航空9077&107便でワシントンDCへ、自分は7:45のブリティッシュ航空761&490便でロンドン・ヒースロー経由でジブラルタルへとそれぞれ向かいます。ロンドンからの12:25発ジブラルタル行きが少しだけ遅れたのですが、それがなぜか5分刻みでなく1分刻みの表示です。結局12:36発と飛行機なら誤差の範囲ではと思う時刻が出発時刻でした。

GibraltarRock20181014.JPGジブラルタルはその名の通りジブラルタル海峡に面したスペイン南部にあるイギリス領なので国内線扱いだと思うのですが、パスポートチェックはあったような気がします。ジブラルタル空港は滑走路と一般道路が平面交差していて踏切があるという変わった空港です。すごいのは、この一般道路がジブラルタルとスペインを結ぶ唯一の道路だということ。機内では巨大なジブラルタルロックが見える南側の窓際に座り、着陸を撮影しました。

GibraltarRunway20181014.JPG空港のすぐ北側が国境で、その先はスペインのラ・リネア・デ・ラ・コンセプション La Línea de la Concepción (通称ラ・リネア、国境線という意味)です。今夜はこのラ・リネアのラ・エステポネラ La Esteponera に宿泊する(宿泊費はジブラルタルの半額以下)ので、徒歩で国境を越えて10分ほど歩きます。イギリスはシェンゲンに入ってないのでパスポートをチェックされると思っていたのですが、素通りでした。

午後は、ジブラルタル側で滑走路の間近で飛行機の離着陸を見たりしてのんびり過ごしました。離着陸の前に踏切が閉まり、滑走路を掃除するブラシをつけた車が動き回り、そして離陸1機だけだと思っていたらその前後に着陸2機があって、開かずの踏切状態でした。特に着陸だと1回でこの踏切を2回塞ぐことになります。閉まる時間を短くするために、なるべくまとめて離着陸をしているのではないかと思われます。ヒースローでの1分刻みの時刻もこの調整のためかもしれません。よくこれで街が成り立っているなあとある意味で感心します。

CoffeeModel20181014.JPGスペインだけあって夜のラ・リネアは活気がありました。Coffee Model でカネロニを食べて、また滑走路付近まで散歩しました。夜のロックもライトアップされていて綺麗です。ラ・エステポネラは残念ながら連泊不可なようで、明日は別の宿に泊まることにします。テレビが高いところに固定されているので、midiケーブルでインターネットをすると首が辛いです。

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10月15日 月曜日 (ジブラルタル)

Fish&Chips20181015.JPGジブラルタルはイギリス領だけあって、町の雰囲気もストリートサインもイギリス風です。観光地らしくメインストリートは活気がありました。買い物はポンドでもユーロでもできますが、なんとジブラルタルポンドという独自通貨もあります(1ジブラルタルポンド=1ポンド)。食べ物もイギリス風でフィッシュ&チップスの店が多く、昼食はフィッシュ&チップスにしました。

ViewFromRock20181015.JPGジブラルタルのシンボルであるザ・ロックはロープウェイでも登れますが、せっかくなので脚で登ることにしました。木があまりないので見晴らしが良く、途中には滑走路やラ・リネアの町が見渡せる場所、アフリカ大陸が見渡せる場所もあります。そして、どこにでも猿がたくさんいます。頂上はロープウェイの終点になっていて、お土産屋にはやたらとたくさんの客がいます。強風で下りのロープウェイがなくなったので代行バスを待っている人たちで溢れかえっているのです。

ここでこの旅で2つ目の事件が起こります。突然、野生の猿が頭に乗ってきたのです。振り払おうとしても自分の頭にしがみついて離れません。お土産屋にいる客たちはガラス越しにこちらを見て笑っています。やっとお土産屋の店員が来て猿を追い払ってくれました。どうもリュックサックに入れてあった昼食の残りのフィッシュ&チップスの匂いを嗅ぎつけたらしいです。引っ掻かれなくて良かった。

ViewFromRockEast20181015.JPG帰りは O'hara's Battery という砲台に立ち寄り、そしてMediterranean Stepsというザ・ロックの東側の道を下りました。かなりの急斜面でこれを登るのは大変だろうと思うのですが、この道をジョギングしている地元の人がいてすごかった。結構近くにアフリカ大陸が見えます。

Baco20181015.JPG夕食はジブラルタルで食べようかと思っていたのですが、ジブラルタルの町はもうすっかり店じまいで、それならとラ・リネアに戻ると地元住民でものすごい活気。この差がつまりイギリスとスペインの文化の違いなのだとひしひしと感じます。Bacoというレストランでタパスを4種類食べました。深夜になっても美味しい食べ物が食べられるスペインは最高です。ホステル・パリス Hostel Parisに投宿。予想外に個室でした。

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10月16日 火曜日 (モロッコ・テトゥアン)

M120Algeciras20181016.JPG荷物をホステルに置きっぱなしにして、身軽に日帰りでモロッコに行くことにしました。人生初のアフリカです。どういう国なのかあまり予備知識がないのですが、スペインからこんなに近いので行かないのはもったいない気がしました。ラ・リネア、アルヘシラス Algeciras、セウタ Ceuta、テトゥアン Tetouan、タンジェ Tanger、タリファ Tarifa、アルヘシラス、ラ・リネアという経路です。往路はアルヘシラスからアフリカにあるスペイン領のセウタに渡り、そこから陸路で国境を越えてモロッコへ、復路はタンジェ(新港 Med ではない旧港 Villeの方)からタリファに渡って国境を越えるというプランです。これなら往復異なる経路だし、町から50キロ近く離れて何もないタンジェ新港に寄らずに済みます。

Gibraltar20181016.JPGラ・リネアから朝一番の7時のバス M-120 でアルヘシラスへ向かいます。バスターミナルの隣りのインフォメーションで10:30発のセウタ行きフェリーのチケットを買って港まで歩きます。ここからはセウタとタンジェ新港に行く船がたくさん出ています。同じ国同士ですがパスポートチェックがあり乗船。ジブラルタルロックを見ながらジブラルタル海峡を渡り、1時間もかからずにセウタに到着です。スペイン領とはいえ、初のアフリカ大陸です。(写真は海峡から見たジブラルタル・ロック)

Ceuta-Morocco20181016.JPGセウタの中心街はスペインをそのまま持ってきた感じですが、国境行きのバスに乗り、モロッコとの国境が近づくと雰囲気が一転。かなり危険な雰囲気があります。車道の両側の歩道がお互いの国への入国経路らしく、右側の歩道を歩いていきます。舗装もされてなくドブ水が真ん中をちょろちょろと流れており、臭い。そして多くの人がお金をせびってきます。そして国境はカオス状態で、車から外したと思われるタイヤや麻袋が宙を飛んでいます。国境の壁を越えて色々なものが空を飛んだり壁の穴を通して手渡しされています。さらには猿みたいに壁をよじ登って越えていく人も数人いました。恐ろしい! 見た限り東洋人は自分一人で白人もほとんどいません。こんなカオスなことが日常的に起こっている国境は初めてです。

EnteringMorocco20181016.JPG臭い歩道の途中にあるイミグレーションオフィスは看板もない掘建小屋で、これを無視して行っている人も多いのですが、ちゃんと入国スタンプを押してもらおうと色々聞くと、初めてモロッコに来る人はスペイン側の警察からのスタンプが必要だ、とのこと。つまりは出国スタンプだと思うのですが、そのためにわざわざ道路の反対側に渡ってまた戻ってこなければなりませんでした。こうしてどうにかこうにかモロッコに入国できました。思うにここセウタ(と他のスペインの飛び地)はアフリカ大陸にあるEUなので人が集まってくるのは当然のことなのでしょう。

Tetouan20181016.JPGモロッコ側にはタクシーが大量に待機しており、テトゥアンに行きたいというと案内されました。相乗りが普通だと聞いていたのに1人だけ。150ディルハム(約15ユーロ)だったので、まあ良いかと思いました。あの国境の喧騒が嘘みたいに綺麗な景色とリゾート地のような場所を進みます。1時間ほど走ってテトゥアンの市場で降ろしてもらいました。帰りはタンジェに行くんだったら呼んでくれ、400ディルハムだよ、と番号を渡されました。それはちょっと高すぎるのでは、と言い返したら距離が長いからと怪しい返事です。

Dessert20181016.JPGテトゥアンの市場はとにかく人が多く、雑然としていて圧倒されっぱなしでした。本当に迷路みたいで気をつけていてもすぐに迷います。世界遺産なのですが、観光客らしい人はあまり多くなく、とにかくその熱気と独特の匂いに飲み込まれていました。自称ガイドが何人も寄ってくるのを振り払い、ようやく迷路から抜け出して10ディルハムでチャイを飲んですこしだけリラックス。そのあと再び市場に戻り、よく分からないジュースを飲んで、やっとこの喧騒に慣れてきたところでそろそろ時間です。

Tanger20181016.JPGどうもタクシーは近距離専用と遠距離専用に分けられているらしく、まずは近距離タクシーでバスターミナルまで、そこから遠距離タクシーでタンジェまで向かいます。今度は乗客5人が相乗りなので、なんと30−40ディルハムと格安の値段でした。さらに一緒になったモロッコ人の青年が英語を話せたので、色々とお喋りができたのも良かったです。タンジェまでは思ったよりも時間がかかり、タンジェを観光する時間はとれずに港に直行です。再び近距離タクシーに乗り換えてギリギリ18:00のフェリーに乗れました(次の22:00発だと時差の関係もありラ・リネアまで帰れません)。モロッコ人の青年が近距離タクシーを捕まえてくれて、港まで一緒に行ってくれて、すごく助かりました。彼とはメールアドレスを交換したのですが、なんと後日、手書きのメール(をpdfにしたもの)が来てなんだかちょっと感動しました。さらばモロッコ! 怖いからもう行きたくないと思う反面、慣れてきたら楽しいのではとも思える不思議な魅力がある国です。

帰りはタリファで入国審査がありましたが、セウタと異なってまともな審査でした。おそらく航路や空路で国境を越えれば、それほどモロッコ入国は問題ないと思います。陸路だったので、あれほどカオスだったのでしょう。タリファからは無料バスでアルヘシラスへ、そこから最終22:30のバス M-120 でラ・リネアへ戻りました。

RaBrasa20181016.JPG夕食は、Ra Brasa 17 というレストランに入りましたが、ここもすばらしく美味しかったです。ラ・リネアは結局3泊して3回とも異なるレストランでタパスを食べたのですが、どこもすごく美味しくて大満足です。こういう観光地でないスペインの町が一番面白いのかもしれません。とにかくラ・リネアがすっかり気に入りました。

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10月17日 木曜日 (ラ・リネア→コルドバ)

BreakfastAlgeciras20181017.JPG昨日の朝の行動をなぞるように、ラ・リネア7:00のバスでアルヘラシスまで移動します。アメリカ人と思われる若者2人組が、クレジットカードでの支払いを拒否されて現金もないという状態だったので、バス代を代わりに出してあげました。彼らはこれからモロッコに行くのですが、このバスに乗り遅れると数少ない船に乗り遅れてしまうのです。話すと2人ともワシントンDCに住んでいるとのことで、色々と話が弾みました。バス代を返してもらう代わりに、到着したアルヘシラスのバスターミナルのカフェで朝食をご馳走してもらいました。

ChangeGauges20181017.JPGアルヘシラス駅からマドリード行きの列車でコルドバに向かいます。スペインなのでプラットフォーム上でセキュリティーチェックがあります。8:43発、12:01着。車内ではアメリカ・ニュージャージー州在住の74歳のおじいちゃんと知り合いました。ひとり旅で、昔来たことがあるスペインが懐かしくて何度か来ているみたいです。途中、車庫のようなところで長時間停車していたのですが、これは車輪の幅を変えるためのようで、床下でギシギシと音がなっていました。

WallArtCordoba20181017.JPGコルドバ着。適当に選んだファンキーコルドバというホステル(この旅で最安の11ユーロ)にチェックインしたあと、街を散策。地元の美術専攻の女子大生たちがコルドバの光と影、みたいなオブジェを作っていて、ガム噛んでそれを壁につけろと言われたので、その通りにしました。色々な人のガムの食べかけが壁にへばりついており、これも芸術なのかもしれません。ホステルで勧められた Mercado Victoria のタパスは観光地だからかもしれませんが今ひとつです。スペインに来てはじめて食べ物でがっかりしました。

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10月18日 金曜日 (コルドバ→マドリード)

Mezquita20181018.JPG朝、無料開放されているというコルドバ一の名所、メスキータ Mezquita (コルドバの聖マリア大聖堂 Mezquita-catedral de Córdoba)に行きました。キリスト教の大聖堂のまわりにイスラム教のモスクが融合しているという非常に変わった建物です。両方の宗教の影響が強いスペインならではの建物です。赤と白のアーチが印象的で、これが町のいろいろなところにシンボルとして使われています。

CafeteriaCordobaCentro20181018.JPGブランチは、Cafeteria Cordoba Centro でトーストにオリーブ油とトマトペーストを塗っただけなのですが、これがすごく美味しい。病みつきになるような味です。

その後、ホステルで勧められた無料ツアーの集合場所に行くも、気が乗らずにやめて、一人で気ままにゲームショップ巡りをしました。あまり成果はありませんでしたが、可愛らしいモザイク柄の箱に入った、ドミノとカードのセットを購入しました。

AVEJapaneseMovie20181018.JPG夕方には、AVEでコルドバからマドリードへ。15:06発、16:55着です。ふと車内のテレビを見ると、日本の映画をやっています。イヤホンからも日本語が流れています。登場人物の「丸田さん」と画像を頼りに後で調べると「家族はつらいよ2」という邦画みたいです。邦画はスペインで流行っているのでしょうか。

Jaleo20181018.JPGマドリード・アトーチャ駅のセルカニアスのコンコースでホセと待ち合わせです。一緒に南西の郊外のアルコルコンにあるホセの家に向かいました。ネスターミーティングの期間はここに泊まってホセと一緒に毎日マドリードまで行くことになっています。夜はホセが考案した新作の「ハレオ! Jaleo!」というゲームをテストプレイしました。なかなかユニークで、もうほとんど完成という感じです。いよいよ明日からはネスターミーティングです。

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10月19日 金曜日 (ネスターミーティング1日目)

TheHat20181019.JPGホセと一緒にバスと地下鉄を乗り継いでマドリードのザ・ハットというホテルへ向かいます。サラゴサから来て、既にチェックインを済ませたネスターと再会。午後にはキャメロンも来る予定です。マドリードなので、サラゴサよりは交通の便は良いのですが、それでも今回は総勢5人。さらに会場であるザ・ハットにはそこまでゲームを遊ぶために適した場所がないのが残念です。

ネスターが、なんとデュプロヘックスの豪華版をプレゼントしてくれました。この9x9のボードを使ってこの日は「ディストヘックス」を遊び、翌日には何度か「デュプロヘックス」を遊びました。また、合間、合間にさまざまなゲームをプレイテストし、特に昨晩初めて遊んだホセの「ハレオ!」は非常に好評でした。




ディストヘックス Disthex
(プレイ時間 10分)
Disthex20181019.JPGまずはディストヘックスです。久し振りだったこともあり、ヘックスに強いネスターには勝てませんでした。このゲームもなんとか製品化されたら良いと思いますが、良い方法はないものでしょうか。

結果:ネスター 勝利、自分* 敗北



スクアバ Squava
Squava20181019.JPG「ヤバラス」の派生ゲームで5x5のスクエアグリッド上でヤバラスを遊びます。つまり3連を作らずに4連を作るのです。連結軸がヘックスボードと比べると3軸から4軸(縦横斜め)に増えたためにボードを狭くして調整してあるというわけです。興味深いことに、各プレイヤーのコマは視覚障害者用に赤と黒で形を変えて作られているということです。もちろん健常者でも問題なく遊べます。「ヤバラス」とは一味違った面白さがあります。作者のネスターと4回、のちに「ナジャ」のあとでアントニオと3回遊びました。ゲームマーケットの「土嚢の会」のブースで発売予定です。

結果
1戦目:ネスター 勝利、自分* 敗北
2戦目:自分 勝利、ネスター* 敗北
3戦目:自分* 勝利、ネスター 敗北
4戦目:ネスター* 勝利、自分 敗北
5戦目:自分* 勝利、アントニオ 敗北
6戦目:自分 勝利、アントニオ* 敗北
7戦目:自分* 勝利、アントニオ 敗北



マッドキャップ Madcap
(説明 5分 プレイ時間 5分)
Madcap20181019.JPGネスターゲームズのなかではかなりシンプルなゲームです。12個のダイスをあらかじめ振っておきますが、以降はダイスは降らず完全にアブストラクトです。手番にはダイスを1つ選び、その色の樽をダイスの目だけ上下させます。一番上と下では跳ね返りますが、移動元に戻ることはできません。こうして移動先に別の樽があれば、階層の数だけ得点します。樽が2個あれば倍です。つまり最下層の7階層目で2個の樽があるところに3個目の樽を導けば最高の14点です。シンプルなゲームで、ドイツのすごろくゲームっぽい感じがあります。

結果:自分* 14、ネスター 12



ナジャ Naja
(プレイ時間 35分)
Naja20181019.JPGネスターゲームズのネスター自身からの新作です。各プレイヤーはすべて同じ形のナジャという蛇のコマを持ちます。これを交互にボードの正方グリッドに合わせて置いていき、囲まれた領地の辺が多いプレイヤーが、その領地の得点を獲得します。ただし、焚き火がある領地は無得点です。すべて同じコマで遊ぶ「トゥイッグ」の正方グリッド版といったゲームですが、より戦略的でわかりやすくも悩みどころが多くよくできています。ゲームマーケットの土嚢の会ブースで発売予定です。

結果:自分* 26、ネスター 15



エンケラドスの庭 Gardens of Enceladus
(説明 5分 プレイ時間 30分)
GardensOfEnceladus20181019.JPG「火星の庭」から始まるガーデンシリーズの第3弾です。エンケラドスは土星の第2衛星で生命がいる可能性があると言われています。ボードはランダム配置で、手番には縦横にコマを任意のマス数だけ動かして、移動先とその隣接したマスのどれかの2つのディスク(花)を集めます。その後、1個だけ孤立している(縦横に隣接した他のコマがない)ディスクをすべて集めます。これを繰り返し、移動ができなくなったプレイヤーがいたらゲーム終了、チグユー式に得点を計算して勝敗を決めます(つまり最小の色のディスクが最大数のプレイヤーが勝つ)。手番の最初には同色のディスク2枚を捨てて特殊アクションができますが、コストが高いのでゲーム終了近くまでは行われないでしょう。シンプルながらよくまとまっています。

結果:自分 4−4−4−4−6、ネスター 3−5−5−6−6、アントニオ 3−3−5−5−6、ホセ 2−3−3−4−4



ヤバラックス Yavalax
(プレイ時間 各10分)
Yavalax20181019.JPG初参加のホセの友人、アントニオといくつかゲームを遊びました。まずは2重4目並べの「ヤバラックス」です。アントニオはコツがつかめずに苦戦していましたが、単に経験の差だけのような気もします。慣れてくれば見落としも無くなるし、戦略的に布石を考えたりできます。ゲームマーケットの「土嚢の会」ブースで発売予定です。

結果
1戦目:自分 勝利、アントニオ* 敗北
2戦目:自分* 勝利、アントニオ 敗北
3戦目:自分 勝利、アントニオ* 敗北



マナラス Manalath
(プレイ時間 各5−15分)
Manalath20181019.JPGあの変態ゲーム「マナラス」がついに製品化されました。どうも5x5x5だと必勝法があるということでボードをあえて歪めた5x5x6にしたそうです。これも自分はかなり慣れているゲームだったので2勝0敗を守りきりました。普通に遊ぶなら「ヤバラス」のボードで問題ないと思います。

結果
1戦目:自分 勝利、アントニオ* 敗北
2戦目:自分* 勝利、アントニオ 敗北


ここで再びハレオのテストプレイが行われました。早くネスターゲームズで製品化されると良いですね。

スラカルタ Surakarta
(プレイ時間 10分)
Surkarta20181019.JPG大昔にどこかで遊んだことがある「スラカルタ」。まさかネスターミーティングで再び遊ぶことになるとは思いませんでした。相手を捕獲する時には必ずループを使わなければならないというのがミソで、こちらだけが相手を取れるという形に持っていくのがコツだと思います。ゲーム的にはそれほど深みはないと思いますが、古典ゲームに興味があるホセが持参しキャメロンが興味深げに見ていました。

結果:自分 勝利、キャメロン* 敗北



TabernaSaramanca20181019.JPGゲーム終了後は、近くの Taberna Saramanca で夕食です。茄子とチーズとか魚介類のタパスを味わいながら、みんなで乾杯です。来年はキャメロンが住むマーストリヒト、あるいはピレネー山脈のどこかでネスターミーティングをやろうか、と話が膨らみます。

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10月20日 土曜日 (ネスターミーティング2日目)

Naipe20181020.JPG朝はホセの提案でマドリードのゲーム屋を巡りました。自分はモダンユーロのスペイン版とかそういったものに興味があるのですが、みんなは古典ゲームに興味があるようで、そういった店を巡るのが中心です。まずは Naipe Jugos (写真)です。ここは美しい木製のゲームが多くあり、自分はパズルを2つほど買ってしまいました。次に Zacatrus!、そしてGeneracionXへ。これらはユーロゲーム中心で、あまりみんなの気をひかなかったようです。




イオの庭 Gardens of Io
(説明 5分 プレイ時間 35分)
GardensOfIo20181020.JPGガーデンシリーズの2作目です。イオは木星の第1衛星でガリレオ衛星のひとつであり、火山活動で有名です。9x9のボードで、各プレイヤーは6色のディスク(花)を合計数が全員同じになるようにランダムな個数ずつ持ちます。周囲の得点トラックがボードと連動しており、得点トラックから縦横斜めに直線上の空きますに手持ちのディスクを置き、そのディスクが属する同色グループのディスクの数だけ得点します。得点がダイナミックに動いていき、なかなか面白いと思います。ある色の最後のディスクを置くと追加手番があったり、ゲーム中に1回ずつだけ特殊アクションが使えたりと、展開の幅もあります。ゲームマーケットの土嚢の会ブースで発売予定。

結果:ホセ 1位、ネスター 2位、自分 3位



デュプロヘックス Duplohex (デラックス版9x9)
(プレイ時間 各15−20分)
Duplohex20181020.JPG今回ネスターが「デュプロヘックス」のデラックス版をプレゼントしてくれました。その記念に「デュプロヘックス」を何度か遊びました。これまで7x7のボードだったのですが、9x9になりましたが、冗長というわけではなく、ゲームとしての戦略が増しているように思えます。7x7ではあまり良い反応がなかったキャメロンも9x9は気に入ったようです。

結果
1戦目:自分 勝利、ホセ* 敗北
2戦目:自分 勝利、キャメロン* 敗北
3戦目:自分* 勝利、キャメロン 敗北



ラプラス Laplace
(プレイ時間 各20−25分)
Laplace20181020.JPG日本から持参したお土産の「ラプラス」を遊びました。まずは未プレイのプレイヤーがシングル戦を、そのあと2セット使ってパートナーシップ(ペア戦)を行いました。このペア戦が非常に好評で、2回も遊んでしまいました。このペア戦用のセットはゲームマーケットで発売するという噂もあり、今から楽しみです。

結果
1戦目(シングル):自分* 勝利、ネスター 敗北
2戦目(パートナーシップ):自分&ホセ 勝利、ネスター&キャメロン* 敗北
3戦目(パートナーシップ):ネスター&キャメロン 勝利、自分&ホセ* 敗北



ポチャ Pocha/オーヘル Oh Hell!
Pocha20181020.JPG最後に、ネスターがスペインのトランプゲームを教えてくれました。まずは練習ということで「ポチャ」というゲームです。ランクが通常と異なる以外は「オーヘル」とほぼ同じです。スパニッシュデッキは1−12までの数字で8と9はなく、ランクは1>3>12>11>10>7>6>5>4>2です。

結果:ホセ 85、ネスター 85、キャメロン 75、自分 55



ギニョーテ Guiñote
(プレイ時間 35分)
Guinote20181020.JPGネスターが教えてくれたスペイン北部の伝統的なトリックテイクです。スパニッシュ・デッキを使い、ランクがとにかく変わっていて、1(11)>3(10)>12(4)>10(3)>11(2)>7>6>5>4>2です(括弧の中はカードの点数)。1はエース、12、10、11がそれぞれキング、クイーン、ジャックに当たるので、別の書き方をすれば、A>3>K>Q>J>7>・・・というドイツのランクと似たものになります(10の代わりに3ですが、点数は10点です)。これで、パートナーシップでマストフォロー、マストトランプ(マストラフ)、マストウィンのトリックテイクをするのです。マストトランプ、マストウィンは独特で、大きな数字を早く使わせるなど通常のトリックテイクとは異なった戦法が生まれます。(ルール詳細はここ

結果:ネスター&自分 75、キャメロン&ホセ 31

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10月21日 日曜日 (ネスターミーティング3日目)

TascaLaOrejaDeJaime20181021.JPGネスターミーティング最終日。ホセは都合で来られないので、ひとりでマドリードに向かいます。この最終日はほとんどゲームはせずに食べておしゃべりをするのが中心でした。Tasca La Oreja De Jaime というタパスの店でしたが、そこのシシトウが絶品でした。

Pikachurro20181021.JPGさらにチュロスを食べて、まさにネスターイーティングです。チュロスは日本のピカチュウ人気にあやかった Pikachurro というピカチューチュロスも売っていました。




ブラック ホール Black Hole
(プレイ時間 各3分)
BlackHole20181021.JPGこの日に遊んだ唯一のゲームです。21のマスに10枚ずつのディスクを小さい数字から順に埋めていき、最後に開いた1マスの周囲の数字の和が小さいプレイヤーが勝つというシンプルなゲームです。最後に大きな数字のディスクを置かなければならないので、最後まで気が抜けません。

結果
1戦目:自分* 勝利、ネスター 敗北
2戦目:ネスター 勝利、自分* 敗北
3戦目:ネスター* 勝利、自分 敗北



SquareOff20181021.JPG空港に向かうキャメロン、駅へ向かうネスターを見送って、マドリードをしばらく散策したあとに、アルコルコンのホセの家に戻ってスペイン最後の夜を過ごしました。ホセはチェスに凝っていて、なんと磁石で自動的に相手の駒が動くチェス Square Off など、様々なチェスを持っています。普段チェスをしない自分でもさすがに見入ってしまいます。

翌日は、いよいよマドリードを出発し、フランス経由でエッセンに向かいます。

エッセン・シュピール編に続く